石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

2012-04-05から1日間の記事一覧

『さくらんぼの性は』(ジャネット・ウィンターソン[著]/岸本佐知子[訳]、白水社)感想

おもにピューリタン革命時代のロンドンを舞台に描かれる、奇想天外なほら話。史実も寓話も等しく噛み砕き、飲みこみ、再構成していく手腕がみごと。アホな異性愛主義に対する皮肉な視線や、ただの同性愛礼賛におわらないレズビアニズム描写も楽しかったです。