石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

小説『処女宮―栗毛の潮吹少女たち』(沢野翔、イーグルパブリシング)感想

処女宮―栗毛の潮吹少女たち (パンプキンノベルズ)

……うーん、いまいち。

ストーリーはユキルートをだいたい忠実に追ってるんだけど、話の本筋に関係のないエピソード(このみの四葉のクローバーとか)まで詰め込みすぎて、肝心のクライマックスの描写が少なくなっちゃってる。CDウォークマンのシーンとか、ウサギを残してユキがいなくなるところとか、あっさり書きすぎちゃってて感動ゼロよ。もうちょっと話のメリハリを考えて欲しかったな。

メリハリなくズルズルと続くストーリーの中に、Hシーンだけはこれでもかと散りばめられているので、なんかもう春菜がものすごいバカに見えちゃう。いや、ゲームの方だって「あれはバカゲー」って声があるぐらいご都合主義的にHしまくるってところはあるんだけどさ、小説版だと、よりいっそうバカ度に磨きがかかってるような気がするわ。気のせいかなあ。

とりあえずゲームの雰囲気は楽しめるし、Hシーン自体はなかなか淫靡に描かれているので、興味がある人は立ち読みしてから買うかどうか決めるといいかもです。日柳こよりのロリっぽい絵が好きなら、描き下ろしの挿絵のために買ってみるというのもアリだと思います。

処女宮―栗毛の潮吹少女たち (パンプキンノベルズ)

処女宮―栗毛の潮吹少女たち (パンプキンノベルズ)