石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

PCゲーム『ツインズラプソディ 替玉恋愛狂想曲』(DISCOVERY)レビュー

ツインズラプソディ ~替玉恋愛狂想曲~ツインズラプソディ ~替玉恋愛狂想曲~

ディスカバリー 2000-11-02
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コミカルな良作アドベンチャー

いやー、面白かった! レズキャラの直がたいへんに魅力的だし、コミカルで終始レズレズしいストーリーもナイス。使い勝手の悪さやボイスの少なさ、エロシーンの少なさなど、気になる点はありますが、それを押して買う価値は十分にある作品だと思います。

このゲーム、ここが良い!

直がとても魅力的

あの突き抜けたオンナノコスキーっぷりがたまりません。また、それでいて単に能天気なだけの人ではないのもいいです。基本的に女の子に優しいところも好印象。ガチな人(あたしだ)から見ても共感できる台詞が多くて、「このライターさんってば、なんでこんなに思春期のレズ心がわかるの?」と思いました。『サフィズムの幻想~an epic~』の杏里・アンリエットに引き続き、友達になれそうなレズキャラナンバーワンだわー。

直以外にもレズキャラ多数

てっきりレズビアンの直がノンケの女の子の中で奮闘するゲームなのかと思っていたら、さにあらず。澄江さんとか紫さんとか、画面には登場してこないけど郁さんとか、直以外にもレズキャラがどんどん登場するのが楽しかったです。積みゲにしてないでもっと早くやるべきだったっ……!

ストーリーが良い

「モテモテレズキャラがターゲットキャラを口説き落としました、めでたしめでたし」な話に陥らず、どのルートでも直が本当の自分に気づいて少しだけ成長するという要素が入れられているがいいですね。それでいて少しも説教臭くなってないのもステキです。

笑える

コメディとしてもなかなか良質。直と紅葉や女の子たちのやりとりには、かなり笑わされました。「女の子同士の恋愛=鬱展開」というステロタイプに飽き飽きしている方は、ぜひこれをプレイして笑い転げてください。

でも、ここは今いち……

残念ながら何もかも100点満点のゲームではないです。気になった点を箇条書きであげてみました。

  • AVGなのに既読スキップとバックログがないのがとてもつらい。
  • メッセージウインドウの顔アイコンのつくりがずさんな感じ。
  • あまり意味がない選択肢が多い。
  • フルボイスでないのは許容範囲だけど、どうでもいい日常会話の一部がボイス有りで、セックスシーンがボイス無しというのはどうかと。
  • 場所移動がやりにくい。校舎のマップを出すか、いっそ絵なしで文字だけの一覧表示にしてくれればよかったのに。
  • ブラのホックのエピソードとか、セックスシーンとかで、「いや、女の子は普通こういう反応しませんぜ?」って描写がちらちらと混じる。
  • 誰を攻略するにしても、ほぼ最後の最後までつばさちゃんLOVEの流れなのが今ひとつ。つばさルート以外で、もう少し直がターゲットキャラに惹かれていく描写があるともっと良かったかも。

まとめ

多少の欠点はあれど、明るく楽しくプレイできるレズゲーの良作だと思います。今ならかなりお安く買えるのでオススメです。