石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『14ジューシー(1)』(亜桜まる[画]、朝田光[作]、白泉社)感想

14ジューシー (ジェッツコミックス)

14ジューシー (ジェッツコミックス)

恋よりも萌えシチュ主体の百合コメディ

メインキャラクタ(女性)が全員共学中学校の運動部マネージャー」という設定がユニークな百合コメディ。ちなみに舞台は共学でも男性が絡む話は全14話中実質1話だけで、そのあたりに作者さんのサービス精神を感じました。

掲載誌が青年誌(ヤングアニマル増刊Arasi)ということもあってか、エロいシチュエーションがかなり多めです。キスシーンだの耳の甘噛みだの、巨乳だのパンツだのの描写には、とにかく力が入りまくってますね。エロいとまではいかなくても、頭ナデナデとか二の腕に抱きつくとか後ろから肩にあごを乗せるとか、そんないかにもなシーンもてんこ盛りです。

ただし、注意しなくてはいけないのは、この作品には恋愛要素がほとんどないことです。一応、野球部マネージャーの真奈がサッカー部マネージャーのリエコを好いている、という設定があるにはあるのですが、真奈はリエコのことをやたらと男扱いしているため、女のコ同士の恋というより「異性愛のテンプレ通りのじゃれ合い」にしか見えないとあたしは思いました。そんなわけで、この作品に愛やら恋やら思慕やらを期待するのはバツ。あくまで女のコ同士の色っぽいシチュエーションを眺めて楽しむための漫画だと思います。