石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

米同性婚禁止の影響で、「バチェラレット・パーティーお断り」のゲイバーが増加

Gay rights battle puts strain on parties -- chicagotribune.com

同性婚を規制するProposition 8がカリフォルニア州で可決されて以来、アメリカでは「バチェラレット・パーティー(結婚式前(多くは前夜)の花嫁を女友達が囲んで行う、独身さよならパーティー)お断り」を掲げるゲイバー(というか、mixのバーもしくはクラブみたい)が増えているというニュース。

なんでも、これまでは、「ウザいストレート男に口説かれたり触られたりしないで済む」という理由でゲイバーでバチェラレット・パーティーを開く女性が多かったんだそうよ。バーのオーナーたちも「女性客は面白い」と言ったりしてて、そこそこうまくいってたみたい。ところが同性婚が違法化されてしまった今、「わざわざゲイバーやゲイクラブで女性たちが『独身さよならパーティー』を開くのは、結婚できる権利を見せびらかしているようで不快だ」という苦情が常連ゲイ客から出てくるようになったんだそう。無理もないわよね。あたしは結婚至上主義者ではないし、全ての同性愛者が結婚したがってるとも思わないけど、シカゴのゲイバー「カクテル」のオーナーが掲げたこの掲示には理があると思うわ。

同性婚が至る所で合法になり、同性カップルに世界中のヘテロカップルと同等の権利が認められるようになるまで、私たちは未来の花嫁が来たるべき結婚式をここ「カクテル」で祝うのはフェアでないと考えます。

そんなわけでProp 8って、結婚したい同性愛者の希望を奪うだけじゃなく、ノンケ女性と同性愛者の間の溝も深めちゃってるみたいですよ。ちなみに同性婚云々を抜きにしても、ストレート男性をうざがってゲイバーに来たはずの女性たちが、酔っぱらうとまさにそのストレート男性みたいに下品たらしくダンサーの身体に触ったりするところなんかも嫌がられてるみたい。試しに少しだけ我が身に置き換えて想像してみました。

  1. 日本で同性婚が法的に認められて
  2. 喜んで結婚するゲイやレズビアン(フィリス・リヨンさん(79)とデル・マーティンさん(83)みたいな)が増えて
  3. わずか5ヶ月後、保守派が最高裁判決までひっくり返して再び同性婚禁止
  4. そんなある日、いきつけのゲイクラブでノンケ女子たちが「この人明日結婚するんです!」とはしゃぎ回り、酔っぱらってゴーゴーボーイの身体を触り倒して大騒ぎ

……うっわー、むかつく。そりゃ、追い出したくもなるわ。というわけで、このような女性の皆様におかれましては、自分たちマジョリティが独占している強権を認識し、もう少し身を慎んで過ごしていただきたいと思う次第でございます。ゲイに偏見を持たずにゲイバー/クラブに来てくれるのはいいことかもだけど、アゲアゲ音楽とクィアなショウだけ楽しんで、ゲイたちの気持ちにはおかまいなしっていうのは通らないと思うわー。