石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。

同性愛者を狙って飲酒運転のでっちあげを繰り返していたシカゴの警官、告訴される

シカゴでゲイやレズビアンを相手にDUI(飲酒および/または麻薬の影響下の運転)のでっちあげを繰り返していた警官が、7件の訴訟を起こされたというニュース。罪状は、違反の捏造および過度の暴力、同性愛者へのハラスメントなど。皮肉にも、この警官Richard Fioritoは、2001年1月1日から2008年6月6日までの間に313件もの飲酒運転を摘発したとして、昨年MADD(酒酔い運転に反対する母親の会)から表彰を受けています。実はそのうちいくつかは、同性愛者をターゲットにしたでっちあげ逮捕だったわけです。Jon Erickson弁護士によると、Fioritoがそのような行為に手を染めたのは、超過勤務手当を余分に稼ぐためだったとのこと。

Fioritoにレズビアンが逮捕されたケース2件では、留置場の警官が「逮捕者に酒やドラッグの影響はみられない」「酒のにおいはしない」など、Fioritoの報告とは全く矛盾する書類を作成しています。また、Fioritoは逮捕時に同性愛者を侮蔑することばを頻繁に用い、しばしば暴力をふるったとのこと。Fioritoを告訴している原告のひとりは、警察署内で喉をつかんで壁に押しつけられ、ゲイを中傷することばで罵られたそうです。

「同性愛者=ヘイトの対象=搾取や暴力の対象」という点で、ハッテンバのいわゆる「ホモ狩り」にも通じる嫌な事件ですね。でもこういうの、氷山の一角なんだろうなあ。ちなみに7件の訴訟のうちいくつかでは既に原告のDUIの嫌疑が晴らされており、これに加えて今後、あと11件もの同様の訴訟が起こされるだろう、とのこと。やったれやったれ、どんどんやったれ。

追記(16:18)

この警官がなぜこんなに同性愛者に濡れ衣をかぶせることができたのかというと、彼の勤務地がシカゴのゲイ・コミュニティのど真ん中だったからです。