石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『もっと!委員長 (2)』(内村かなめ、一迅社)感想

もっと! 委員長 (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

もっと! 委員長 (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

……1巻よりさらにマイルドすぎてどうにもこうにも……。

微百合な学園ギャグ4コマなのですが、全体的に1巻よりもさらにヌルい印象が。

  • キャラの見分けがつかない(キャラ数の増加に画力や構成力が追いついていない?)
  • ギャグもインパクト不足
  • 相変わらずズレたSM観

などの要素がお話のテンションを下げに下げ、どこで笑っていいものやらよくわかりませんでした。一応百合方面では、なみ→くま、くま→ちよ、ちよ→ゆかの片想いがライトに展開され、またちよとえみのSM関係(とされるもの)も続いているのですが、そもそもキャラクタの見分けがつきにくいため脳みそがついていきません。いちいち「このキャラは……えーと、○○だよね? で、▽▽が好きだから■■に嫉妬してる……んだよね?」とか確認しながら読んで、なおかつモエモエするのは難しいです。あとSMについては、1巻から感じていた違和感の正体がだんだんわかってきました。「愛」と「羞恥」と「崇拝」が皆無なんだわ、この作品のSM(とされているもの)には。だから決定的に淫靡さに欠けるんだわー。

まとめ

4コマギャグとしても百合としてもSMコメディとしてもヌルすぎて、これで「倒錯4コマ」(帯より)を謳うのはほとんど詐欺に近いんじゃないかと思います。せめてキャラの描き分け(顔はもちろん、性格や行動なども)がもう少しはっきりしていたら、また違った印象になったかも。というわけで、いろいろと残念な1冊でした。