石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『みつきにっき。』(永緒ウカ、一迅社)感想

みつきにっき。 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

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女子高生姫様の微百合ドタバタ4コマ漫画

現代の女子高に突然転校してきた姫様「光貴(みつき)」と、その側女に任命された「さやか」の毎日を描くギャグ4コマ。初めに言っておきますが、百合ものとしては超薄口で、あくまで友情系のお話です。それでも、タカビーなお姫様のはずの光貴が時に心細げにさやかにくっついていたり(服の裾握ってたりするんですよ)、さやかの言動に一喜一憂したり、顔を赤くして

――…さやかが他の者と仲よくするのが悪いんじゃ…

と拗ねたりする(p. 34)可愛らしさは、見ていてぐっと来ます。特に、光貴のくるくる変わる表情がたまりません。キュートな友情百合がツボな方にはたいへんおすすめです。

ちなみに、さやかに憧れている後輩「マキちゃん」と光貴がさやかを取り合う展開なんかもあることはあるのですが、さやかはあくまでヘテロですし、光貴やマキちゃんの感情も、恋愛というわけではなさそう。そんなわけで、恋愛要素がないと不満な方には物足りないかも。とはいえ、なごみ系の4コマ漫画として十二分に面白い作品であり、あたしはとても好きです。

まとめ

なごみ系のギャグ4コマとしても、マイルドな友情百合漫画としても楽しめる一冊でした。なんか激しく百合ん百合んなものをお求めの方には合わないかと思いますが、肩の力を抜いてまったり楽しめる可愛い4コマ漫画をお探しの方にはとても良いのではないかと。1巻で完結してしまっているのが残念、もっとたくさん読みたかったです。