石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

クロアチアのレズビアン合唱団、歌とキスで露LGBTに連帯を呼びかける

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クロアチアのレズビアン・フェミニスト合唱団「Le Zbor」が、ロシアのLGBT市民に、そして世界に向かって歌とキスで連帯を呼びかける動画をリリースしました。

詳しくは以下。

SheWired - WATCH: Southeastern Europe's 1st Lesbian Feminist Choir Sings (and Kisses) in Solidarity with Russia's LGBT Citizens

動画はこちら。日本でもよく知られた曲が歌われてますよ。

歌もいいんだけど、とくに最後あたりの演出に心打たれました。ピンク色というのはゲイの象徴ですよ、念のため。なお、ラストに3ヶ国語(クロアチア語・英語・ロシア語)で出てくるクーベルタンのことばを日本語にすると、こんな感じです。

オリンピックでもっとも大切なのは勝つことではなく、参加することだ。そのことは、人生において大切なのが、勝利ではなく奮闘であるのと同じである。

Najvažnija stvar na Olimpijskim igrama nije pobijediti, već sudjelovati, baš kao što ni u životu nije najbažnija pobjeda nego borba.

この文脈で見ると、日本でよく引用される「参加することに意義がある」うんぬんとは少し印象が違いますね。ここで言う「奮闘」を歌に乗せて描いたのが、「Le Zbor」の上記動画なんだと思います。

CAFEBABELの記事によると、「Le Zbor」は2005年にクロアチアで結成されたアマチュア合唱団とのこと。名前の「le」はフランス語から取ったもので、「Zbor」はクロアチア語で「合唱団」を意味するのだそうです。続けて読んで「Lézbor」とすると、「レズビアン」という意味になります。