石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

サッカー英女子代表キャプテン、ケイシー・ストーニーがカミングアウト

Soccer Ball
Soccer Ball / glennharper

2014年2月10日、サッカー英国女子代表キャプテンのケイシー・ストーニー(Casey Stoney)選手が、BBCのインタビューで同性愛者としてカミングアウトしました。

詳細は以下。

BBC Sport - Casey Stoney: England captain reveals her sexuality for first time
English women's soccer national team captain Casey Stoney comes out as gay - Outsports

インタビューの音声は以下で聞くことができます。

サッカー界ではストーニー選手が同性愛者であることは以前から周知の事実となっており、家族や友人も何年も前から知っていたのだそうです。実はBBCからは1年前にもカミングアウトしてほしいと言われていて、そのときは欧州選手権に向けて集中したいという理由で断ったとのこと。数週間前ふたたびBBCから打診を受け、今度はカミングアウトしようと決めたのだそうです。以下、Outsportsより引用。

自分は愛されていて安全だと感じているし、パートナーはわたしに同性愛者だと公言する勇気を与えてくれています。それは必ずしもわたしがカミングアウトする勇気というわけではなくて、むしろ、これまでずっと苦闘してきた他の人たちを助けようとする勇気です。

I feel loved and safe and my partner gives me the courage to say to the public that I'm gay. It's not necessarily about me coming out but trying to help other people who have had struggles.

AfterEllen.comが引用してた箇所もよかったです。

同性愛者の選手として発言することが大切なんです。というのは、苦闘している同性愛者はとてもたくさんいるから。同性愛者だからという理由で自殺する人々もいますよね。そんなことは決して起こってはならないのです。

It’s really important to speak out as a gay player because there are so many people struggling who are gay. You hear about people taking their lives because they are homosexual. That should never happen.

ほんのちょっと前、米国ノースカロライナの11歳の少年が、好きなテレビ番組のことで「ゲイだ」といじめられて自殺未遂をするという事件がありました。日本ではあまり報道されませんが、こんな事件は世界中で枚挙にいとまがないほど起こっています。ストーニー選手は、こうした悲劇を止めようとしているんです。

ちなみにストーナー選手が今回のカミングアウトで受けた反応は、「圧倒的にポジティブ」なものだったそう。たくさんの人がカミングアウトすればするほどそれがあたりまえとなり、いちいちニュースにもならなくなって、世界に受け入れられるだろうと彼女は話しています。あたしも同意見です(『だからみんなカミングアウトするべきだ』みたいな、70年代ゲイ・ムーブメント的なことを言いたいわけじゃないのよ、念のため)。少なくともストーナー選手の今回のカミングアウトで、今この瞬間にも英国の同性愛者のサッカー少女が「なあんだ同性愛者でぜんぜんいいんだ、パートナーもできるしキャプテンにもなれるんだ!」と安心しているかもしれない。そういうことの積み重ねがやがて世界を変えるんじゃないかとあたしは思うんです。