石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

時速80マイルの球も捕る! ドッジボール米代表レズビアン、Paniz Asgari選手がかっこいい

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dodgeball / Kevin N. Murphy

米国のオープンリー・レズビアンのドッジボール選手、Paniz Asgariさんのインタビューがワシントンポストに載ってます。いちいちかっこいいので、ちょっと紹介するよ!

詳細は以下。

First Person: Paniz Asgari, player for the U.S.A. dodgeball team - The Washington Post

Asgari選手はこんな人。動画の中で唯一黄色いTシャツを着ている人です。


Paniz Asgari - Dodgeball Highlight Reel - YouTube

Asgari選手がドッジボールを始めたのは4年前のこと。恋人と別れたばかりで、何かすることを探していたのだそうです。「何があろうと絶対勝つ」という意気込みでプレイし続け、今や合衆国代表選手として世界選手権で戦うまでになりました。

上の動画を見てもわかる通り、Asgari選手さんは男女混合チームでドッジボールをプレイしています。「男子を打ち負かしたい」と語る彼女は、しかし同時にこうも話しています。

男vs女という考え方は好きではありません。能力vs能力なのです。たしかに男性は女性より強い球を投げられます。でも、キャッチできれば、どんなに強い球だろうと関係ないのです。誰かが投げつけてきたものをキャッチできるかどうか、大事なのはそれだけです。

I don’t like the idea that it’s guys vs. girls. It’s ability vs. ability. The guys can throw harder than the girls, yes. But if you can catch, it doesn’t matter how hard someone throws. If you can take what someone’s throwing at you, that’s all that matters.

ステキ! 痺れる! ……でも、そうは言っても男子選手の球は痛いんじゃない? 小学生ぐらいでさえ、腕力差はすごかった記憶があるし。と思いきや、痛みについてさらにナイスなこんなご発言も。

とても痛いです。ボールが飛んでくる速度と言ったら、笑いごとではありません。痛いですよ。時速80マイル(訳注:時速約132km)でボールを投げられる男子選手もいます。それでもやはり、キャッチして彼らの表情を見るとき、痣をつくるだけの価値はあるんですよね。

It hurts so bad. The speed of that ball coming at you is nothing to laugh at. It’s painful. Some of the guys can throw at 80 miles per hour. But still, when you catch it and see the look on their faces, it is so worth the bruises.

惚れた! 抱いて!

このインタビューを読むと、ドッジボールがばつぐんにうまかった同級生女子のことが思い出されます。スポーツ万能のヒサマツさんは、そう言えば男子の渾身のボールも全部受け止め、1発でキャッチしきれない剛速球でさえ、バレーボールのトスのように真上に跳ね上げてから落ちてきたのを捕るというスーパーテクニックを披露していましたっけ。当てるのがうまかったミナコちゃんは、Asgari選手とそっくりのサイドスローで男子をバッタバッタと倒していました。うまい人というのは、こういうものなんだろうなー。

インタビューの最後も、やはりかっこよかったです。

わたしは女性で、アスリートで、小学校でやっていたスポーツで成功しているレズビアン。そのことを手に掴んでただ走っていくだけです。

I’m a female, an athlete, a lesbian who’s been successful in a sport she played in elementary school. I’m just going to take it and run with it.

あたりまえだけど、レズビアン選手が存在するのは、テニスやサッカーなどのメジャースポーツだけじゃないんですよね。マイナースポーツでもこんなにいけてる(レズビアン的に)選手が活躍しているということを、ぜひ日本語圏の皆さまにも知っていただきたいと思います。