石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

英ヘテロ男性の93%に他の男性とのスプーン経験があると判明(英研究)

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kitten_spoon / nani oakley

英国のある研究で、同国の異性愛者男性の93%が、他の男性とスプーン(重なり合ったスプーンのように、1人がもう1人の背中に面した状態で寝ること)した経験があると回答したそうです。

詳細は以下。

Study: 93% of straight British men have spooned with another guy · PinkNews.co.uk

この研究は、同国のウィンチェスター大学とダラム大学の2人の研究者が手がけたもので、2014年3月、『Men and Masculinities』誌で発表されました。それによると、この研究でインタビューした英国人異性愛者男性40人のうち37人(93%)が他の男性とのスプーン経験があり、39人(98%)が男性と同じベッドで寝たことがあると答えたとのこと。

ほとんどの参加者は、ベッドの共有は平凡なことであると強調し、同じベッドで寝るには必ずしも親しい友達である必要はないと指摘した。

この文化の中で男であることの楽しい面を実証するにあたり、我々は、異性愛者男性に尊重されるホモソーシャルな行動の拡大は、現代文化において男らしさの概念の変化が広がりつつあることの証拠であると主張するものである。

“Highlighting the prosaic nature of bed sharing for these participants, most indicated that it was not necessary to be close friends to share a bed with someone.

“Demonstrating the pleasurable aspects of being a man in this culture, we argue that the expansion of esteemed homosocial behaviours for heterosexual men is evidence of an expansion of changing conceptions of masculinity in contemporary culture.”

同じベッドで眠るだけならまだしも、男性同士でこれだけスプーン経験があるというのはちょっと驚きでした。nがもう少し多い研究や、ゲイと異性愛者を比較した研究はないのかしら。……と思ったら、この研究をおこなったエリック・アンダスン(Eric Anderson)教授本人の著書『21st Century Jocks: Sporting Men and Contemporary Heterosexuality』が2014年6月に発売される予定で、そちらでは異性愛者男性同士の身体的接触についてもっと詳しく述べられているとのことです。ちょっとAmazonの内容紹介を訳してみます。

マッチョなハドル(訳注:アメフトの攻撃側が円陣を組んでおこなう作戦会議のこと)から優しい抱擁まで、スポーツマンが友達とつき合う方法は根本的な変化をとげている。ホモフォビアが非難され、ゲイのチームメイトが尊敬される今、ジョックスたちはもはや、上の世代の男たちを縛り付けてきた、「行動が原因でゲイと思われること」に対する恐れを持っていない。この驚くべき本で、エリック・アンダスンは、英国と米国の15~22歳のゲイおよびストレートのアスリートへの数多くのインタビューから、ジョックス(訳注:スクールカースト上位を占めるような体育会系男子のこと)がいかに異性愛を、すなわち唇へのキスや、一緒にダンスすること、ベッドで寄り添って寝ること、他の男性とのブロマンスを堂々と宣言することなどを再定義してきたかについて書いている。

From macho huddles to gentle cuddles, the ways in which sportsmen relate as friends has radically changed. With homophobia stigmatized and gay teammates revered, today's jocks no longer fear being thought gay for behaviors that constrained men of the previous generation. In this eye-opening book, Professor Eric Anderson draws on hundreds of interviews with 15-22 year old straight and gay male athletes in both the United States and the United Kingdom to show how jocks have redefined heterosexuality: kissing on the lips, dancing together, cuddling in bed, and proudly proclaiming their bromance with other men.

へー。おもしろそう。ちなみに表紙も男性同士のスプーン写真ですよん。

21st Century Jocks: Sporting Men and Contemporary Heterosexuality

21st Century Jocks: Sporting Men and Contemporary Heterosexuality

ちょっと読んでみたいんですが、アカデミックな本だけあって、ハードカバーだと高いんですよね。ここはおとなしくペーパーバックかkindle版が出るまで待つのが得策かなあ。たぶん邦訳は出ないと思いますし。