石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ヒゲ女装歌手コンチータ・ヴルストがiTunesチャート1位に。しかも、ロシアで!

Rise Like A Phoenix

「オーストリアのヒゲのドラァグクイーン、ユーロヴィジョンで優勝」の続報。コンチータ・ヴルストの曲"Rise Like a Phoenix"が、iTunesチャートで1位に輝いたそうです。それも、彼女の出場にあんなに反対していたロシアで!

詳細は以下。

Conchita Wurst tops iTunes chart… in Russia | Gay Star News

コンチータ・ヴルスト(Conchita Wurst、姓は『ウルスト』とも表記)は、オーストリア人のゲイ男性トム・ノイヴィルト(Tom Neuwirth)さんの、ドラァグパフォーマンス時の名前。コペンハーゲンでおこなわれた欧州のポップ音楽コンテスト「ユーロビジョン」にオーストリア代表として参加し、2014年5月10日の決勝でみごと優勝しました。

決勝のステージで"Rise Like a Phoenix"を歌う彼女の姿はこちら。


Conchita Wurst - Rise Like a Phoenix (Austria) 2014 LIVE Eurovision Grand Final - YouTube

昨年反同性愛法が成立したロシアは彼女の参加に反対し、「ユーロヴィジョンをロシアで放映するな」という声さえあった……はずなのですが、なぜか5月12日現在、当のロシアのiTunesダウンロードチャートで"Rise Like a Phoenix"が1位に輝いております。以下、iTunes Russia Top 100 Song Downloads · Sajid Nawaz Khan の画面キャプチャです。

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結局、コンチータを非難する人たちは単に声がでかかっただけで、別に人数が多いわけではなかったという解釈でいいのかしら。ひょっとしたら、非難がかえって宣伝になって人々の興味をひき、「なんだ、いい歌じゃん」と人気炸裂しちゃったということもあるのかも。いずれにせよ、快挙ね!

AFPBB Newsで紹介されていた、コンチータのことばがかっこよかったです。

子どもたちにどう説明すればいいのか、という問いに対しては、「あの人は女性の服を着た男性で、そういう服装であってもからかわれる必要はない、ということを示したいのよ」と言えばいい、と語った。

「こう言えば、子どもたちは理解してくれると思う。彼らはあなたが思うよりもずっと大人だから」

このことばの中にこそ、未来があると思います。