石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

英紙記者、コンチータ風ヒゲ女装でロシア大使館を取材。もちろん追い返される

Meanwhile at Eurovision: Conchita Wurst
Meanwhile at Eurovision: Conchita Wurst / the_jetboy

英国の大衆紙「ザ・サン」の記者が、ユーロヴィジョン2014年優勝者コンチータ・ヴルスト風のヒゲ女装姿でロシア大使館を訪れ、インタビューを求めました。もちろん追い返されました。

詳細は以下。

The Sun sent a reporter to the Russian Embassy dressed as Conchita Wurst | Gay Star News

コンチータ・ヴルスト(Conchita Wurst、姓は『ウルスト』と表記されることも)とは、欧州のポップ音楽コンテスト「ユーロヴィジョン」にオーストリア代表として参戦し、みごと優勝したヒゲ面のドラァグクイーン。彼女の優勝に、ロシアの保守的な政治家などからは憤激の声が上がっています。そこで「ザ・サン」紙の記者、ロドリー・フィリップス(Rhodri Philips)氏が、自ら金色のドレスを身にまとってコンチータならぬ「ロドリータ」に変身。果敢にもその姿でロシア大使館への取材に赴いたのでした。

ロドリータは道中ひとりの男性から「オカマ」("faggot")と罵られつつも無事大使館前に到着。さっそく警官に記録を取られてます。


↑「ロシアがコンチータのユーロヴィジョン優勝に憤激をもって反応したので、大使館にインタビューを申し込みに行きました……」


↑「ロシアはコンチータを好みませんでした。それでわたしたちはロドリータを紹介しようと決めました。どうなったかごらんください」

その後どうなったかはGay Star Newsに詳しいです。早い話が、大使に会わせて欲しいと言ったところ、いかめしいガードマンに追い返されてしまったとのこと。

「彼は言いました。『ちょっと立ち寄って大使に会うということはできません』。わたしの女装に欺かれることなく、彼は付け加えました。『ちょっと立ち寄るというわけにはいかないのです』

‘He said: “You can’t just pop in and see him.” Not fooled by my feminine guise, he added: “It’s not possible just to come in, sir.”

なお、大使でなくてもいいから誰か大使館の人と話させてほしいというお願いも、やはり通らなかったとのこと。

面白いのは、道行く人々はおおむね「ロドリータ」に対しフレンドリーだったということ。一緒に写真を撮りたがる人もたくさんいたそうです。ほんもののコンチータと間違えている人も少なくなく、ひとりはハイファイヴしながらこう言ってきた人もいたとのこと。

「ロンドンへようこそ、あなたはヒーローだよ」

‘Welcome to London, you’re a hero.’

わははははは。

それにしても「ザ・サン」って保守的な新聞のはずだけど、こんなこともしてるんですね。好きだわ、このノリ。