石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

「もう自分を恥じたくない」15歳少年がマイケル・サムに触発されカミングアウト

Coming Out

2014年5月11日、同性愛者のフットボール選手マイケル・サムが、ミズーリ大からセントルイス・ラムズにドラフト指名されました。それに勇気づけられ、一緒に中継を見ていた父親にカミングアウトした15歳少年の話をOutsportsが報じています。

詳細は以下。

15-year-old comes out to dad as Michael Sam is drafted - Outsports

以下、このお父さんの手記をちょっと引用して訳してみます。

マイケル・サムがついにドラフトで指名されたとき、わたしの15歳の息子は泣き出し、自分はゲイだと言いました。もう隠れていることも、自分の本当の姿を恥じることもしたくないと言いました。ありがとうミズーリ大、サム選手を進んで受け入れてくれて。うちの息子のような子供が尊敬できるポジティブなロールモデルを持てるよう、力量のある若者を採用してくれて。……そして、多様性を超えて学生たちに機会を提供してくれてありがとう……ミズーリ大のプログラムは、プレイヤーからコーチ陣まで本当に一流品です! わたしはミズーリ大を応援し続けます。そのまま一流でいてください、ミズーリ大!

When Michael Sam was finally drafted my 15 year old son started crying and told me he was gay. He said he didn't want to hide anymore or be embarrassed about who he was. Thank you Mizzou for embracing Mr. Sam and recruiting a young man of his caliber so that kids like my son have more positive role models to look to..and thank you for providing opportunities to students regardless of diversity..your program is truly a class act from the players to the coaching staff! I'll be pulling for you. Stay Classy Mizzou!

このおうちは軍人一家だとのことで、今年のドラフトも、

  • 祖父(米陸軍軍曹)
  • おじ(米軍特殊部隊所属)
  • 両親(両方とも軍人)
  • 15歳少年

という顔ぶれで一緒にTVを見ていたのだそうです。お父さんは息子さんのカミングアウトについて、「鍛え上げられたベテラン軍人たちがいる部屋の中で、真の勇気を見た」と書いています。

なお、この話はミズーリ大のFacebookページに投下されたものだとのこと。CNNの記者会見動画の中でも触れられていて、マイケル・サム本人が「光栄に思う」と言っています。

エレン・デジェネレスがカミングアウトしたときにも、「ママ、わたしはエレンと同じなの」とカミングアウトしたティーンエイジャーがいました。『Glee』で同性愛者が肯定的に描かれたときも、「おかげで親にとうとう言えた」と感謝している10代の子がいっぱいいました。こういうきっかけとか、ロールモデルとかは、本当に大事なんです。

よっぽどリベラルな環境にいない限り、10代同性愛者の日常なんて『アナと雪の女王』のエルサなみの"Conceal, don't feel, don't let them know."(『隠せ、感じるな、知られるな』)状態ですもん、そりゃあ言えたときには泣きもするわ。こんなくだらない抑圧をなくしていくのが大人の役目というものであり、ミズーリ大も、セントルイス・ラムズも、マイケル・サムも、そしてこのお父さんも、みんなみんな立派だと思います。