石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

米カリフォルニアの学校、タキシード少女の写真をイヤーブックから排除

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米国カリフォルニア州サンフランシスコの私立校が、イヤーブック(卒業アルバムのようなもの)用の撮影時にタキシードを着ていた女子生徒の写真を排除してしまい、Twitterなどで猛烈に抗議されています。

詳細は以下。

Jessica Urbina, California Teen, Has Yearbook Photo Omitted Because She Wore A Tuxedo

この生徒ジェシカ・アービナ(Jessica Urbina)さんは、セイクリッド・ハート・カシードラル・プレパラトリー・スクール(Sacred Heart Cathedral Preparatory School )に通う18歳。タキシードと蝶ネクタイという姿でイヤーブック用の写真を撮ったところ、「女子はドレスを着なければならないという校則に反している」として写真の掲載を拒否されてしまいました。

その写真がこちら。ジェシカさんのお兄さん、マイケルさんが妹への支援を求めてTwitterに上げたものです。

何の害もないかわいらしい写真なのに、なぜこれが拒否されたのか理解できません。しかもサンフランシスコの学校でだよ?

ちなみに「カトリック校だから仕方ない」という言い訳は通りませんよ。こんな風にジェシカさんへの支援を表明しているカトリック教徒だっているんですから。

ネクタイ姿でジェシカさん支持を表明するみなさん。

ジェシカさんの学校の生徒たちは学校への抗議としてネクタイをつけて登校し、ニュースにもなりました。


Students Wear Ties in Support of Girl Who Wore Tux for Senior Photo - YouTube

生徒のひとりがインタビューを受けているところ。

同じ学校に通うケイティー・エマニュエル(Katie Emanuel)さんも取材を受けました。ジェシカさんの彼女さんです。

「わたしのガールフレンドを支持します」と彼女は報道陣に語った。「わたしはうちの学校を支持していますが、この学校がわたしたちのような人にとって最高の場所であってほしいと思っています」

"I support my girlfriend," she told reporters. "I support my school and want it to be the best it can for people like us."

下の写真で向かって左がジェシカさん、右がケイティーさん。ケイティーさんもネクタイをつけて、学校への抗議を表明しています。

米国の学校のジェンダー関係のもめごとでいちばんよく目にするのが、このイヤーブックとプロムですよね。LGBT生徒がカミングアウトできているような学校でも、どうもこのふたつとなるとカビの生えたヘテロ規範やジェンダー・ロールが亡霊のごとく蘇ってきちゃうみたいで。この学校のゲイリー・キャノン(Gary Cannon)校長は今回の判断はジェシカさんのセクシュアリティによるものではないとし、うちの学校では「ストレート、ゲイ、バイ、すべて」が歓迎されていると主張しているようですが、これでは言行不一致のそしりはまぬがれないでしょう。高校生たちが立ち上がって古臭い「亡霊」にNOをつきつけていることを、大変好もしく思ったあたしでした。