石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ジェーン・リンチ、「It Got Better」動画に出演

Happy Accidents

LGBTユースにポジティブなメッセージを送るプロジェクト「It Gets Better」の新企画「It Got Better」の動画に、女優でレズビアンのジェーン・リンチが出演。自身の生育歴をユーモラスに語り、後進を力づけています。

詳細は以下。

Jane Lynch Shares Her Experiences Growing Up Gay In 'It Got Better'

動画はこちら。


It Got Better Featuring Jane Lynch | L Studio Presents - YouTube

動画の中でジェーンはまず、シカゴ郊外で過ごした少女時代の話をユーモアたっぷりに語っていきます。「男の子はこう、女の子はこう」という枠に当てはまらないやんちゃな子だったこと、10歳になると男の子が一緒に遊んでくれなくなり、それでも野球がしたくてがんばったこと、やがて14歳で初恋を経験し、自分は同性愛者だと気づいたこと等々。

当時のジェーンにはそもそもレズビアンという概念がなく、ビーチで手をつないで歩くゲイカップルを見て「自分はあの女の子バージョンなんだ」と気づいたのだそうです。日記に「わたしはゲイ」と書いた後、誰にも気づかれたくなくて、4ブロック先の誰かの家のゴミ箱に捨てたんだって。人と違うことや、受け入れてもらえないことは、死ぬよりひどいことだと思ったそうです。

ジェーン・リンチ、53歳ですからね。世代的に今よりよっぽどつらかったはず。

でもその後がまさしく"It Got Better"(直訳すると『もっと良くなった』)。高校で(おそらくは)ゲイのすばらしい親友ができ、ニューヨークではゲイ・コミュニティに出会い、"I found my people."(仲間を見つけた)と思えたんだって。

ジェーンから後進へのメッセージはこんなです。

「いつも心を開いておいて。志を同じくする、同じ心を持つ人たちに向けて心を開いておいて。これって別にその人たちが同性愛者である必要はなくて、気の合う人たちならそれでいいの。そういう人たちが現れたら――あなたは仲間を見つけたってことになる。わたしはそうやって今、ありのままの自分が気に入られなくたってかまうもんかって世界に住んでます」

"Always keep your mind open, your heart open for those like-minded, like-hearted others. It doesn't even have to be somebody else who is gay going through this, just somebody who is sympathetic. And they will come your way -- you will find your people. And now I live in a world where I don't give a shit if you have a problem with who I am."

うんうん、わかる。めちゃめちゃよくわかる。

この「It Got Better」は、「It Gets Better プロジェクト」と、ドラマ『Web Therapy』のプロデューサーが組んで始めた、動画による全6回のドキュメンタリーシリーズ。ジェーン・リンチ以外では、ティム・ガン(『Style up スタイルアップ 〜ティム・ガンのファッション チェック』)、ティーガン&サラ(歌手)、ジョージ・タケイ(『スタートレック』シリーズ)、ラヴァーン・コックス(『Orange Is The New Black』)、ジェイソン・コリンズ(プロバスケットボール選手)などの出演が予定されているとのことです。