石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

『Faking It』1×05 "Remember the Croquembouche"感想

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croquembouche / zaimoku_woodpile

高校生が主役のレズビアン・コメディ、第5話。エイミーは母親のシャワーをめぐってローレンと対決。カーマへの片想いは今回も天国と地獄の連続コンボ。カーマの最後の台詞に眉をひそめる人もいそうですが、伏線からして次回そうひどいことにはならないかも?

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Faking It Season 1 1x05 Promo Remember the Croquembouche HD - YouTube

この第5話で最高だったのはローレン。ポイントは、まず「クロカンブッシュ」をありえないほど連発する熱弁シーンの、スタンダップコミックのごときおもしろさ。それから、洗面所のシークエンスでほんの一瞬見える、いじらしいかわいらしさ。彼女が今後も愛すべき敵役の線で活躍するのか、何らかの変化を見せてエイミーの側につくのか気になるところですが、どちらに転んでも魅力あるキャラだと思います。

メインカップルについては、相変わらずカーマの台詞の作り込みがいいですねえ。無意識のうちに殺し文句を言ったかと思いきや、次の瞬間にはエイミーをどん底に突き落とす台詞をそれとは知らずに口にするという、まさにローラーコースター状態。エイミーもだいぶ学習して、いちいち落ち込まずにうまいこと切り返したりしていますが、そのすぐ後に前述の最後の台詞が出てくるという仕掛けにはもう脱帽。テニスの丁々発止のラリーの後、完璧なスマッシュを決められるがごとき展開で、いっそ爽快感すらありました。

ネタバレ防止のため具体的内容は伏せますが、このラストシーンのカーマの台詞は、第4話のゲームアプリの名前「シザー」(つまり『貝合わせ』の意)と同じぐらいおなじみのものだったりします。どうしてノンケ(の、特にポルノと現実の区別がついていない男性)はレズビアンというとこればっかり妄想するんだ、とレズビアンがいつもうんざりしているアレです。しかし、勢いでこの台詞を口にしたカーマ本人の表情や、今回の車の中でのローレン、エイミー、カーマの会話内容から言って、どう考えても今後の展開はコミカルなものにしかならなさそう。ひょっとしたら、むしろKarmy army(カーマとエイミーのカップル押しで見ているファン)にとっておいしい場面が出てくるかも? とりあえず次回に期待しておきます。