石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

米フロリダ州の同性婚禁止に違憲判決 判事「多数派の感情を害してでも個人の権利を守る」 

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米国フロリダ州モンロー郡の巡回裁判所が、2014年7月17日、同州での同性婚禁止を違憲とする判決を下しました。この判決はモンロー郡にのみ適用されるものですが、州法務官のパム・ボンディ(Pam Bondi)氏は既に上訴の申し立てをしたと発表しています。

詳細は以下。

Florida Judge Rules State's Ban On Same-Sex Marriage Unconstitutional

以下、ルイス・M・ガルシア判事のことば。

「法廷は有権者の過半数が同性婚に反対していると気づいている。しかし、多数派の感情を害するという代償を払ってでも個人の権利を、不人気な者たちの権利を、弱き者たちの権利を守るというのが、わが国の輝かしい歴史なのである」と、ガルシアは判決文で書いている。「立法府によって可決されたものであろうと、国民の支持で可決されたものであろうと、法律というものはすべて、合衆国憲法による厳格な審査に耐えるものではならない。そうでなければ、合衆国憲法は、ただの歴史的な紙切れにまでおとしめられてしまう」。

“This court is aware that the majority of voters oppose same-sex marriage, but it is our country’s proud history to protect the rights of the individual, the rights of the unpopular and the rights of the powerless, even at the cost of offending the majority,” Garcia wrote in his ruling. “… All laws passed whether by the legislature or by popular support must pass the scrutiny of the United States Constitution, to do otherwise diminishes the Constitution to just a historical piece of paper.”

「常に多数派の意見だけが重視されるべき」と、ダメな小学校のダメな学級会みたいなことを信じている人や、「立法府が好きにできるように憲法(またはその解釈)を変えちゃえ」と思ってる人に100回ぐらい聞かせてやりたい名文句ですね。たぶん、そういう人たちには理解不能だとは思うんですが。

先述の通り、州が既に上訴の申し立てをしているため、最終的な司法判断はまだまだこれからです。Addicting Infoによれば、米国でこのように同性婚の禁止に違憲判決が出て州側が上訴しているのは、2014年7月19日の時点で、フロリダ州も含めて計18州もあるとのこと。心して続報をチェックしていかなければ。