石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

抗議の無料コーヒーはいかが? ハーレム住民、アンチゲイ牧師のスタバ誹謗に対抗

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米ニューヨーク市ハーレムのアンチゲイな牧師が、LGBTを支持するスターバックスを「エボラの爆心地」として非難。これに怒った地域住民が、教会前でスタバのコーヒーを無料配布するという抗議行動を展開しました。

詳細は以下。

Harlem Residents Protest Atlah With Free Starbucks | Liz Jackson

このジェイムズ・デイヴィッド・マニング(James David Manning)牧師というのは、ハーレムにあるアトラー世界宣教教会(Atlah Worldwide Missionary Church)の人。「イエスならホモに石を投げるだろう」("JESUS WOULD STONE HOMOS")なる看板を掲げたことで悪名高い教会です。試しにYouTubeを"Atlah Worldwide Missionary Church"で検索すると、ホモフォビアに充ち満ちた動画がざくざく出てきます。やれやれ、こういうのってウエストボロだけじゃなかったのね。

スターバックスが先日ドラァグクイーンを起用したCMをリリースした直後、このマニング牧師が同社を「エボラの爆心地」として非難する動画を発表。Towleroadによれば、同牧師の言い分ではスタバは常連客たる「高所得の男色者」の出会いの場であり、彼らが握手したり体液を交換したりするせいでエボラや他の病気が蔓延するんだそうですよ。アホかっ!! こじつけにもほどがあるわっ!!

これだけならまだ、「ああ、いつものハリケーンも大地震も全部ゲイのせいにする『自称クリスチャン』のやり口ね」と思って終わりですが、マニング牧師はさらにスタバのラテには男色者の精液が入っているとまで言い放ってましてね。これはちょっと新しいですね。ていうか、「男色者の精液」なんて発想がスルッと出てくるあたり、この人も抑圧された隠れゲイの香りが濃厚よねー。

ハーレム住民のマイケル・ヘンリー・アダムス(Michael Henry Adams)さんたちは、牧師のこうしたヘイト発言を問題視し、同教会の前で無料でスターバックスのコーヒーを配るという抗議行動に踏み切りました。

当日のニューヨーク市は、走っていないと寒いほどの気温だったとか。

一行は通りかかった人たちに「アトラーへの抗議のため、スターバックスのコーヒーを無料でいかがですか?」と言いながらコーヒーを配り、好意的な反応をもらったとのことです。途中でアトラー教会の人たち(マニング牧師含む)から柵ごしにガン見されたり、しまいにビデオ撮影されたりもしたそうですが、コーヒーを配っていたリズ・ジャクソン(Liz Jackson)さんは最終的にこう書いています。

わたしたちは当初するつもりだったことをなしとげた。隣人たちのおなかを温め、愛をもって抗議したのである。

we accomplished what we set out to do. We warmed the bellies of our neighbors, and we protested with love.

ステキな抗議の仕方だと思います。あたしも一緒にコーヒー配りたかったです。