石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

「ゲイだと思われるのは光栄」パトリック・スチュワート語る

X-MEN フューチャー&パスト 直筆サイン入写真 (パトリック・スチュワート)

俳優のパトリック・スチュワートは、同じく俳優でオープンリー・ゲイのイアン・マッケランと大の仲良し。あまりの仲良しっぷりにパトリック・スチュワートをゲイだと誤解する人もいるのですが、そう思われるのは光栄だと本人が語ったそうです。

詳細は以下。

Sir Patrick Stewart: I’m flattered that people think I am gay · PinkNews

パトリック・スチュワートは、映画『X-Men』でプロフェッサーXを演じている俳優。同じく『X-Men』のマグニートー役、イアン・マッケランとは親友で、よくこんな写真をSNSに載せています。

これらは2人がニューヨークを訪れたときの写真で、確かに知らない人が見たら誤解のひとつもするであろうブロマンスっぷり。2014年にはなんと英紙「ガーディアン」までパトリックをゲイだと思い込んで、こんな「アウティング」をしてしまったのだとか。

サー・パトリック・スチュワートのように、ゲイの中にはペイジ(訳注:女優のエレン・ペイジのこと)のカミングアウトのスピーチは報道価値があると考える人もいる。

‘Some gay people, such as Sir Patrick Stewart, think Page’s coming out speech is newsworthy’.

ガーディアンは後日、謝罪して訂正記事を出したそうです。最近Advocateのインタビューで、パトリック・スチュワート本人がこのときのことを話し、話題になっています。以下、Advocateから引用。

「きわめて率直に言って、そのように想定されてまったく光栄だと思ったよ」と彼は言う。「それに実際、最初に連絡してきたイアン・マッケランは、『おめでとう!』と書いたメールを送ってきたんだ。わたしはそのお祝いを受けて、『これはわたしが授与されてきた、非常に特徴的な名誉だと思う』と言ったよ。

“Quite frankly, I was utterly flattered by that assumption," he says. “And indeed the first contact I had was from Ian McKellen, who sent me an email saying, ‘Congratulations!’ And I accepted the congratulations and said, ‘I think this is a very distinctive honor that I’ve been awarded.’”

これを読んでぱっと連想したのが、やっぱり『X-Men』で彼が共演しているヒュー・ジャックマンのこちらの逸話です。

ジャックマンは実はゲイなのではないかという噂がしつこく飛び交っているのもまた事実。

それについて聞かれたジャックマンは、「もちろん、いつ、どこでも、その噂を否定することはできる。僕はゲイじゃない」と即答しつつも、こうつけ加えた。「ただ、正面切ってそう否定すると、同性愛が恥ずべきことだと言っていることになってしまう。実際、何も恥ずべきことではないんだ」

サー・パトリック・スチュワートはこの考えをさらに一歩進めて「光栄だ」(原文では"flattered"、『うれしい』『照れる』とも訳せるし、どの訳でも間違ってないと思います)とまで言っているのだと思います。有名人が同性愛者でないかと思われることを「ゲイ疑惑」とあたかも悪いことであるかのように報じたり、当の有名人が「否定会見」を開いたりする後進国ジャパンでも、こういう考え方がもっと広まるといいのになー。

ちなみにパトリック・スチュワート、最近「エンターテインメント・ウィークリー」のインタビューで「イアン・マッケランと組んでバディもののコメディー映画を作ろうと考えたことはありますか」と聞かれて、こんな風に答えています。

もちろんありますとも。すばらしいアイディアです。わたしたちのために脚本を書いてもらえませんかね?

Absolutely. It’s a brilliant idea. Will you write the script for us please?

そんな映画ができたら這ってでも見に行くわ。誰かこのイカすじいちゃんたちに世界一ステキな脚本を書いてあげてください!!