石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ジェンダー・ニュートラルな公衆トイレが探せるIPhoneアプリ「Refuge Restrooms」

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ジェンダー・ニュートラルな公衆トイレが探せるiPhoneアプリ「Refuge Restrooms」がリリースされました。iOS7.0以降対応で、世界中で使用可能。トイレ情報はユーザが自由に追加することができます(もちろん日本からも!)。

詳細は以下。

This iPhone app could help solve a real problem for transgender people · PinkNews

公式サイトの説明によると、このアプリは「Safe2Pee」という今は無きWebサイトの後を継いで作られたものなんだそうです。4500箇所のトイレが登録されていた「Safe2Pee」のデータをもとに、ユーザからの情報でさらにデータベースを充実させたものだとのこと。リリース日は、2015年3月7日です。

アプリの使用画面はこんな感じ。

このようなアプリが必要な理由を端的に表したイラストがこちら。

向かって左の女性用トイレには「入ると叫ばれる」、右の男性用トイレには「入ると叩きのめされる」との貼り紙。トランスやインターセックス、ジェンダー・ノンコンフォーミングなどの人々がトイレで直面させられがちなリスクです。でも、どのジェンダーの人でも安全に使えるトイレ(ジェンダー・ニュートラルなトイレ)があれば、こんなリスクはなくなります。

ジェンダー・ニュートラルなトイレがどんなものなのか想像しにくい人には、BuzzFeedが作成したこちらの動画が参考になるのでは。

2:04あたりに出てくるピザ屋さんのトイレをごらんください。日本人なら「あれ、これ喫茶店とかのトイレでよくあるやつじゃ?」と思うかも。そう、独立した個室トイレのドアに男女両方のマークをつけて、「男性も女性もどっちでも使っていいですよ」状態にしてあるやつ、あれは立派な「ジェンダー・ニュートラルな」トイレなんです。別にそう特別なもんでもないでしょ?

この動画でナビゲーターをつとめているトランス女性・ドリアンさんは、ヘイトクライムで顔面を銃で撃たれて右目を失い、現在は義眼を入れているのだそうです。トイレはトランスジェンダーへの暴力が起こりやすい場所なので、彼女は現在、南カリフォルニアじゅうにジェンダー・ニュートラルなトイレを増やす活動に取り組んでいるとのこと。

話をアプリに戻すと、「Refuge Restrooms」のWebサイトから今検索してみた限りでは、日本のトイレはまだ登録されていないようでした。まだ新しいアプリだということもあるでしょうし、日本語バージョンがないせいもあるのかもしれません。大事な情報だし、共有が進むといいと思うんだけどな。海外から来る人にも役立つでしょうし。ほら、オリンピックだってあるし。