石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ストリートファイターのパロディゲーム『ゲイファイター・スプリーム』が面白い(追記あり)

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ゲイやレズビアンのファイターが戦う90年代風格闘ゲーム『ゲイファイター・スプリーム』がリリースされました。カプコンの『ストリートファイター』シリーズのパロディーで、iOSとAndroidに対応。実際に買ってプレイしてみたけど、楽しいわこれ。

詳細は以下。

'GAY FIGHTER SUPREME,' LGBT 90s-Style Fighting Game, Hits The Market

ゲームのトレイラーはこちら。

一見してわかる通り、これは90年代に一世を風靡した『ストリートファイター』のパロディーです。プレイヤーキャラはドラァグクイーンの「キャリー・カップケーキ」、タンクトップのレズビアン「サッフォー・エスリッジ」、バイセクシュアルのパーティー・ガール「ジャクリーン・ダニエルズ」など、全員同性愛者または両性愛者。初期状態で選べるのはキャリーと、ファッショニスタのゲイキャラ「フォード・ジェイコブス」だけで、あとは勝ち進むごとにロックが解除されて選択肢が増えていきます。

ついさっき240円のiPad版を買って、実際にプレイしてみました。操作は画面下の6つのボタンをタイミング良く押すだけで、基本的にとてもかんたん。ガチの格闘ゲーというより、『ストリートファイター』への愛を詰め込んだパロディーとしてとらえるべきでしょう。ただし後半に進むにつれ、タイミングがシビアになっていくので、そこからは練習が必要です。

プレイしていて何より楽しいのは、ゲイゲイしい画面とキャラたちのコミカルな言動。そして、戦いの陰に隠されたストーリー。LGBTキャラ同士を戦わせるというコンセプトや、キャラたちのあまりにテンプレなゲイっぽさが気に入らないという方は、批判する前にぜひプレイして、このゲームが伝えようとしていることを知ってくださいね。ヒントはこの作品を作った「ハンサム・ウーマン・プロダクション」のクリエイティブ・ディレクター、マイケル・パトリック(Michael Patrick)さんのこちらのことば。

このゲームで伝えたいメッセージは、LGBTファミリーは互いに争うべきではないということ。もっと大きな敵がいるんだよ!

the message I would take from the game is that the LGBT family shouldn’t fight among each other. There are larger enemies afoot!

ゲームクレジットの献辞の部分にも、ゲイやレズビアンの仲間たちに向けてステキなメッセージが書かれています。好きだわー、こういうの。

自分はストリートファイターシリーズはスーファミのスト2から入って、薬指の皮を擦りむきながら波動昇竜拳の練習をし、そこからアーケード版もやるようになった口です。でもそのころ、まさか将来このパロディー版でレズビアンキャラで遊べるようになるとは思ってもみませんでした。とりあえずまだエンディングまでたどりついてないので、ロック解除されたばかりの「サッフォー・エスリッジ」でしばらくがんばってみようと思っています。

なお、『ゲイファイター・スプリーム』のオフィシャルサイトは以下をどうぞ。キャラ設定とか読むといちいち面白いので、おすすめです。

2015年5月16日追記

昨夜遅く、「サッフォー・エスリッジ」で無事ラスボス倒してエンディングを見ました。後日譚までいちいちレズレズしくて楽しかったわ。最後から2人目の、とある政治家を模した悪役キャラもよかった。必殺技でヘラジカ(ほら、アラスカにいるやつ)が天から降ってくるのよ!