石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ジェーン・フォンダ(77)が同窓会で見た「レズビアンちょっといい話」

Jane Fonda: Private Life of a Public Woman

女優のジェーン・フォンダがエレンのトーク番組に出演し、最近出席したハイスクールの同窓会での「レズビアンちょっといい話」を披露してました。

動画はこちら。

同窓会の話が出てくるのは3:16あたりから。卒業後もう60年も経っているせいか、当日現れた学友はたった4人で、おまけにそのうち1人は酸素ボンベをつけていたんだそうです。面白いのはそこから(3:33~)。

「(同窓会に)誰が来るかはわからなかったの。わたし、本当に会いたかった人がひとりいてね。名前はパット・ジョンソン。彼女は同性愛者だったんだけど、みんなそのことは口にしなかったの。誰も一度もそれについては話さなかった。それでわたし、『パット・ジョンソンはいったいどうなったんだろう』って思ってて。その酸素ボンベをつけていたのが、パットだったのよ。それでね、ひとたび酸素マスクを外したら、じゃーん! 何もかも昔の威勢のいいパットのままで、しかも奥さんがいたのよ」

"I wasn't sure who was going to show up. I knew there was one person I really wanted to show. Her name was Pat Johnson. And she was gay at the time, but you never said that. No one ever talked about it. And I would, "Whatever happened to Pat Johnson?" She was the one with the oxygen tank. And the minute she, you know, took the mask away, there she was, all feisty and everything with her wife."

長いよね、60年。その間に、同性愛について誰も口にできなかった時代から、同性配偶者と一緒に同窓会に来られる時代まで来たわけですよ。世の中まだまだクソなことは多いけど、それでも進歩はしているのだと気づかされ、なんだかしみじみしちゃいました。