石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ダンブルドアとガンダルフ、アンチゲイ教会の目の前で挙式

ハリーポッター 1/1スケール魔法の杖レプリカ アルバス・ダンブルドアver.2

アイルランド同性婚成立を喜ぶJ.K. ローリングに、米国のアンチゲイな教会が「ダンブルドアとガンダルフにアイルランドで結婚させたいのか」と発言。皮肉のつもりだったらしいのですが、このたび本当に両者の結婚式が実現しました。

詳細は以下。

Thanks To J.K. Rowling, Dumbledore And Gandalf Got Married This Weekend

ことの起こりは、2015年5月のTwitterでのこのやりとり。

訳すとこんな感じです。

ウエストボロ・バプティスト教会「それじゃJ.K.ローリングはダンブルドアとガンダルフにアイルランドで結婚してほしいわけだ。もしそうなったら当教会はピケを張って抗議する!」

J.K.ローリング「ああ、そんな場所でそんな結婚があったら、あまりにすばらしすぎて、あなたがたのちっぽけで頑迷な心が、分厚くて斜めになってる頭蓋骨から吹っ飛ばされてしまうことでしょうよ」

これがきっかけとなって、2015年6月7日、この教会本部の真向かいでこんなマジカルな結婚式がとりおこなわれることに。

ハープ奏者もいればフラワーガールもいる、なかなか本格的な式だったようです。

写真に写っているレインボーカラーの家を見れば、わかる人にはすぐわかったと思います。この式の仕掛け人は、非営利団体「プランティング・ピース(Planting Peace)」のみなさん。カンザス州のウエストボロ・バプティスト教会本部の筋向かいにあるこの家を買い、レインボーカラーに塗って「イクオリティ・ハウス(equality house)」と名付けたあの方々です。英ハフポストによると、この結婚式には地元企業も協力し、会場を飾り付けたり、ウエディングケーキを提供したりしたとのこと。

なお同団体は、この式に際し、ウエディング・ギフトの代わりにLGBTQの子どもたちのために寄付をしてほしいと呼びかけています。以下、イクオリティ・ハウスのFacebookより引用。

わたしたちの最大の望みは、この結婚式で、偏見に脅かされていてさえ憎しみに立ち向かうよう人々を鼓舞したいということと、すべてのLGBTQの子どもたちに、自分は愛されていて、価値ある人間なのだとわかってもらえるようなメッセージを送るということです。LGBTQの若者たちへの憎悪を撒き散らし、彼らに劣等感を植え付けるウエストボロ・バプティスト教会のような団体は、あまりにも多すぎます。

Our greatest hope is that our wedding will inspire others to stand against hate, even in the shadow of bigotry, and send a message to let all LGBTQ kids know they are loved and valued. There are too many groups like the Westboro Baptist Church that spread hate to our LGBTQ youth, making them feel less than.

寄付の窓口は以下。

さて、こういうイベントに対し、「勝手に原作改変するな」などと怒り出す方々もきっといらっしゃることでしょう。イクオリティ・ハウスも、一応以下のように懸念を表明しているようです。

訳:「2つのジャンルを混ぜたことで、ハリー・ポッターとロード・オブ・ザ・リングのハードコアなファンがあまり気分を害していないといいんですが」。

ここで「キャラをゲイにしたことで」だの「同性婚させたことで」だのとは絶対に書かないのが、彼らの志の高さってものよね。