石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米カリフォルニア州のゲイカップル、ヘイトクライムで骨折

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米国カリフォルニア州のゲイカップルが2015年11月1日、同性愛者であることを理由に暴力をふるわれ、骨折などの怪我をさせられました。警察はこの事件を重大なヘイトクライムとして捜査しています。

詳細は以下。

Ruiz, Pougnet condemn attack on LGBT leaders

被害にあったのは、既婚ゲイカップルのジョージ・ザンダー氏(71)とクリス・ザンダー氏(George and Chris Zander)。クリスさんによると、ふたりが当日夜8時15分頃ゲイバーを出て手をつないで歩いていたところ、ひとりの男がぶつかってきて「ホモ野郎(faggot)」と悪態をついたのだそうです。クリスさんが「余計なお世話だ」と言うと、その男はクリスさんを地面に引きずり倒し、一旦走り去ってから、他の男を少なくとももうひとり連れて戻ってきたとのこと。

彼らはクリスさんの後頭部を殴って意識を失わせ、ジョージさんを突き倒して股関節部を骨折する重傷を負わせました。

「まったく腹が立ちました、怒りしか感じませんでした」と、クリスは月曜日、事件について詳しく話しながら息を詰まらせて語った。「71歳の男を突き倒さなければならない理由がわかりません。この話をするたび、泣きたくなります」

"It was complete anger, it was just anger," said Chris, who choked up as he recounted the incident Monday. "I don't understand why somebody would push a 71-year-old man over. It makes me want to cry every time I talk about it."

ジョージさんは手術が必要となり、クリスさんは病床の彼の写真をSNSで公開しています。

なお、クリスさんもまた、後頭部の傷を医療用ステープルで止めたり、唇の傷を縫ったりする必要があったそうです。

ジョージさんはパームスプリングスのLGBTコミュニティーで何十年も活動している有名なアクティヴィストで、地元の人々はこの襲撃事件にショックを受けているとのこと。警察は、「セダンタイプの車」に乗って逃げたとされる容疑者の2人を探していると発表しています。容疑者のうちひとりは「ずんぐりした体型の赤毛の白人成人男性」、もうひとりはただ「白人成人男性」と形容されているそうです。

何度でも言うけど、LGBT差別を「許容」するなんてありえません。自分と何の関係もないお年寄りを突き飛ばして骨折させたり、後頭部を凶器でかち割ったりすることを「許容」するだなんて、ありえません。そんなものを放置しておいたら、この世はリアル北斗の拳またはマッドマックスだよ。犯人たちが一刻も早く逮捕され、厳正な法の裁きを受けるよう望みます。