石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

仏モンペリエのゲイカップル、ホモフォーブ6人に暴力をふるわれ負傷

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フランス・モンペリエで2015年11月10日、ゲイカップルが通りすがりのホモフォーブ6人から暴力をふるわれました。カップルの片方でモデルのClément Grobotekさんが、怪我をした顔の自撮り写真をSNSに投稿し、話題を呼んでいます。

詳細は以下。

Six Men Beat Gay Couple Leaving French Club | Advocate.com

GrobotekさんとボーイフレンドのAaronさんは、こんなカップル。右の方がGrobotekさんで、Instagramによれば職業はバーテンダー兼モデルだそうです。

ふたりが当日夜、ゲイクラブを出たところ、通りすがりの車から同性愛者への侮蔑語を投げかけられたのだそうです。Grobotekさんが叫び返すと、車から男性6人が飛び出し、ふたりに激しい暴力をふるったとのこと。

翌日GrobotekさんがFacebookにアップロードしたセルフィーはこちら。

これだけでも相当ひどいのですが、Aaronさんの怪我はもっとひどかったのだそうです。彼は殴られた上に地面を引きずられて、口もきけないほどのダメージを受けたとのこと。

でもGrobotekさんは負けていません。Facebookで上の写真に彼が添えたコメントはこんな。

6対2でも明らかに足りなかったね! 君らは不寛容な上に臆病者だ! それに、知ってた? 君らはこれからもずっと無力なんだよ! どんなに殴ろうと、ぼくの顔から微笑みを取り去ることはできないし、ぼくの彼氏を誰よりも愛することを止められはしない。

SIX CONTRE DEUX , ça n'a pas suffit apparement ! Visiblement en plus d'être intolérants , vous êtes aussi des lâches ! Mais vous savez quoi ? Vous serez toujours impuissants ! Vous pourrez frapper et encore frapper , vous n'enlèverez jamais ce sourir que vous voyez sur mon visage , et ne m'empêcherez pas d'aimer mon mec plus que tout

11月13日現在のおふたり。訳:「今も君と一緒にここにいられてとても幸せ」。

フランスのヘイトクライム監視団体SOSホモフォビア(SOS Homophobie)によると、同国では2012年の同性婚合法化以来、アンチゲイな暴力事件は増加傾向にあったはず。2013年の時点で、前年より78%増えてるんです。だからこうした事件も、ひょっとしたらバックラッシュの一環なのかもしれません。なおBien Publicによれば、モンペリエではこの事件を受け、ホモフォビアに反対しこのカップルを支援するためのマーチが11月21日におこなわれる予定とのことです。