石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

アイルランドで結婚法発効 初の同性婚

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2015年11月17日、アイルランド共和国で平等な結婚(性別を問わない結婚)を認める「結婚法」が発効し、同国初の同性婚がとりおこなわれました。

詳細は以下。

Congratulations! First same-sex marriage takes place in Ireland

アイルランドの同性婚一番乗りは、リチャード・ダウリング(Richard Dowling)さんとコーマック・ゴログリー(Cormac Gollogly)さん。ふたりは12年間の交際を経て、ティペレアリ郡のクロンメルで朝8時半に結婚しました。

写真はこちら。

アイルランドでは、日本のように役所に届けを出すだけで結婚することはできません。必ず結婚式を挙げて、しかるのち署名をした書類をレジストリーオフィスに届けて出て初めて婚姻と認められるんです。しかしながらこのカップルは、2015年9月にシビルパートナーシップ登録をし、式もハネムーンもそのときに済ませたため、結婚式は役所での簡素なものにしようと決めていたとのこと。それで、この歴史的な式はHSEコミュニティ・ケア病院の待合室というあまりロマンティックではない場所でおこなわれました。婚姻書類にサインしたのも、病院用ワゴンの上だったそうです。

ちなみにダウリングさんがゴログリーさんにプロポーズしたのは2年前のこと。シビルパートナーシップ式の予約を入れた時点では、ふたりは2015年5月の国民投票で平等な結婚が認められるかどうかわからないと考えていました。予約を入れた後になって同性婚が可能となったため、ゴログリーさんは「マーフィーの法則だ」と冗談を言っているそうです。

ニューヨークの聖パトリックの日のパレードでは長らく「同性愛者グループは参加禁止」とされていて、本国アイルランドの人びとは「アイルランドはもっと寛容な国なのに、なぜアイルランド系米国人はこうもホモフォビックなのか」と言っていたように思います。ところが気がついてみればその米国の方が先に同性同士で結婚可能となり、2015年9月には聖パトリックの日のパレードのゲイグループ禁止も廃止されて、もう「うちらの方が寛容」とは言えない状況となっておりました。これで追いついたわけですね。おめでとうございます、ダウリングさんもゴログリーさんもどうぞお幸せに。