石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

難病女性に彼女から驚きのプレゼント(しかもTinderネタで)(追記あり)

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全身性エリテマトーデスを患うアラナ・デュラン(Alana Duran)さんに、ガールフレンドのロリ(Lori)*1さんが、誰にもなかなか真似できないプレゼントを贈りました。かわいい箱に詰めて、サプライズで。

This incredible woman gave her girlfriend something literally noone else could · PinkNews

アラナさんは12歳で全身性エリテマトーデスと診断され、現在は人工透析を受けていて、4年前から腎移植のドナー待ちをしています。家族はアラナさんへの生体腎移植を考えましたが、検査の結果誰もドナーにはなれないとわかったとのこと。

そこで、恋人のロリさんが適合検査を受けたんです。ロリさんはアラナさんにその結果をサプライズで知らせることにし、プレゼントを用意しました。プレゼントの箱は、ふたりがつきあうきっかけとなった出会いアプリ「Tinder」のデザイン。中にはTシャツやスターウォーズグッズ、お菓子などの楽しげな贈り物が詰め込まれ、いちばん下には色とりどりのカードと、Tinderのマッチング成立画面そっくりの、ふたりの顔写真をあしらった紙が仕込まれています。

カードには「タトゥーもかっこいいけど、どうせならおそろいの傷がいいわ」との文章が。そして顔写真付きの紙には、Tinderの決まり文句"It's a match!"(『マッチング成立しました!』)がでかでかとプリントされています。説明するのも野暮ですが、「傷」とは腎移植の手術痕のことで、「マッチング成立しました!」は適合検査の結果がマッチしたことにかけてあるわけ。なお、Tinderならば「お互いに気に入りました」と表示されるところにも文字が見え、おそらくここに「あなたとロリさんは生体腎移植できるとわかりました」てなことが書いてあるのだと思われます(※後日、実際に何と書いてあったのかわかりました。詳しくは追記参照)。

この箱を開けたときのアラナさんのリアクションは、本人がFacebookにアップロードした動画で見ることができます(PinkNewsでも見られます)。ロリさんとの会話も含めてめちゃくちゃキュートなので、ぜひ見てほしいです。箱の中のちょっとしたプレゼントがいちいちかわいらしいところも、紙を見つけたアラナさんの表情も、最後に泣いているアラナさんをロリさんが抱きしめようとして画面が大きく揺れたところで終わるところも、全部が全部スウィート。まったく、恋愛が男女だけのものだなんて、誰が言ったの?

以下、アラナさんのことば。

彼女が進んで検査を受けてくれて、超ワクワクしながら腎臓のひとつをわたしに提供しようとしてくれるなんて、ほんとにすごい。ロリ、とても愛してる、一緒にこうすることができてわたしもすごくワクワクしてる。あなたって本当に最高。

It's just so amazing to me that she was willing to get tested and now she's super excited to donate one of her kidneys to me. Lori, I love you so much and I'm so excited that we get to do this together. You're the absolute best.

追記(2015年11月26日)

BuzzFeedに、Tinderのマッチング画面を模した紙の全貌が載ってました。

Twitterでも画像の一部が見られます。

ふたりの顔写真の上に書かれていたのは、「あなたとロリさんはお互い(HLAの違いから来る)抗体がないことがわかりました」という文章。そして画面下部の、通常なら「メッセージを送る」「スワイプを続行」と表示されるところには、ちゃんとかわいい腎臓アイコンまで添えてこんな表示が。


「腎臓を受け取る」(Accept Kidney)
「待機リストにとどまる」(Stay on Waitinglist)

やだもうロリさんったら、おばちゃん最近涙もろいんだからこれ以上泣かせないでよう。アラナさんと末永くお幸せにね!

*1:カタカナ表記は「ローリー」でもいいかも。