石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

レズビアンキャラ登場のスター・ウォーズ小説『ロード・オブ・シス』、邦訳発売

スター・ウォーズ ロード・オブ・シス 上 (ヴィレッジブックス)

「『スター・ウォーズ』にシリーズ初のレズビアンキャラ登場 - 石壁に百合の花咲く」の続報。この小説の邦訳が、2015年11月30日、上下巻で発売されます。日本語版タイトルは『ロード・オブ・シス』。情報をくださったビューワー様、ありがとうございました。

スター・ウォーズ ロード・オブ・シス 上 (ヴィレッジブックス)

スター・ウォーズ ロード・オブ・シス 上 (ヴィレッジブックス)

スター・ウォーズ ロード・オブ・シス 下 (ヴィレッジブックス)

スター・ウォーズ ロード・オブ・シス 下 (ヴィレッジブックス)

以下、上巻の内容紹介をAmazonより引用。

クローン大戦から八年。共和国はもはや消滅し、銀河帝国はその頂点に君臨する皇帝と恐るべき力を持つシス卿、ダース・ベイダーを筆頭に、銀河を支配、掌握していた。だが、帝国への抵抗運動の火種はあちこちでくすぶり、その火の粉はやがて皇帝とベイダーに及びはじめていた―スター・ウォーズ正史に連なるスピンオフ・シリーズ第4弾!

レズビアンキャラのデリアン・モーズ(Delian Mors)は人間で、銀河帝国のモフ(宙域総督)です。NY Daily Newsによれば、彼女は怠惰な快楽主義者のリーダーとして登場するものの、その後大きな変化を見せ、キャラとしての心の軌跡は非常に複雑だとのこと。小説内でのセクシュアリティーの扱いについては、こんな感じらしいです。

モーズはまた、『スター・ウォーズ』の世界で初めて同性愛者であることを公表していることでも知られている。彼女のセクシュアリティーは小説のコンテクストにはほとんど関係ないが、多様性をいくらか増やしており、彼女が責任ある高い地位についているということが、帝国には同性愛嫌悪の問題はないということを示している。

Mors is also notable for being the first openly gay character in the “Star Wars” universe. Her sexuality matters little in the context of the novel, but adds a little more diversity and her holding high office suggests that homophobia isn’t an issue in the Empire.

進んでるなあ銀河帝国。本作は米Amazonではかなりの好評を博しているようですが、邦訳がどれぐらい売れるのか、気になってます。