石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

「LGBTの平等を求める戦いは終わっていない」ヒラリー・クリントンが新動画リリース

Hard Choices: A Memoir

共和党の大統領候補がマイノリティーへの差別発言を繰り返す中、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)が「LGBTの平等を求める戦いは終わっていない」と訴える動画を新しくリリースしました。

動画はこちら。

動画内でヒラリーはまず、「ゲイの権利は人権とは別物」という考え方を否定し、トランスジェンダーの人びとのパスポートの表記を例に、「(政治家は)自分の仲間だけでなく、自分たちが奉仕するアメリカ人の権利と尊厳もまた守る使命がある」と主張。そこからスピーチは以下のように続いていきます。

わたしたちの戦いは、いかなる場所での差別も終わらせねばなりません。この2015年に今なお同性愛者であるために解雇されたり、住む場所を失ったり、ウエディングケーキを断られたりすることがあるというのは、もってのほかです。このような差別は、わたしたちが国として立場を明確にしているあらゆることに反しています。

Our fight is to end discrimination wherever it occurs: It's outrageous that in 2015 you can still be fired for being gay, you can still lose your home for being gay, you can even be denied a wedding cake for being gay. This kind of discrimination goes against everything we stand as a country.

これまで数え切れないほどの差別的発言を繰り返しているドナルド・トランプや、アンチLGBTな集まりに何度も出席しているテッド・クルーズ、同性婚にも性的指向による差別禁止にも反対しているマルコ・ルビオ、「LGBT従業員はクビにされたくなければクロゼットにこもっていろ」と言ったランド・ポール、「同性婚は新マルクス主義者の陰謀」と主張しているベン・カーソン(以上すべて共和党の大統領候補)などとは正反対の戦略ですね。はてさて、「おれたちの本音を言ってくれた」と喜ぶ差別主義者の票が勝つのか、「差別はいかんだろ」と思う人の票が勝つのか。

なお、USA TODAYとサフォーク大学が2015年12月2日から6日にかけて実施した調査によると、民主党支持者の中ではヒラリーが支持率トップの56%で、2位がバーニー・サンダース(29%)、3位がマーティン・オマリー(4%)。共和党では1位がドナルド・トランプ(27%)、2位がテッド・クルーズ(17%)、3位がマルコ・ルビオ(16%)だとのことです。