石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

フィリピン・ボラカイ島でレズビアンカップルが結婚式

Lazy afternoon in the island
Lazy afternoon in the island / Mr. Leeds

フィリピン系オーストラリア人のレズビアンカップルが、2015年12月、フィリピンのボラカイ島で結婚式を挙げました。

詳細は以下。

This Lesbian Couple Got Married In The Philippines And It’s Heartwarming

まずは動画をどうぞ。

このカップル、アン(Ann)さんとリカ(Rica)さんは交際13年で、出会いは高校時代にまで遡ります。現在はシドニーに移住しているふたりですが、結婚式はシドニーではなくボラカイ島で式をとりおこなうことに決めました。ここは、2010年にアンさんがリカさんにプロポーズした場所なんだそうです。

オーストラリアと同じく、フィリピンでも同性婚はまだ認められていません。最初はフィリピンのブライダル業界が同性カップルを相手にしてくれるかどうかもわからなかったとのことですが、いざ打診してみると「揺るぎない支援、激励と愛」が得られ、式をつかさどる教会も無事見つかったとの由。アンさんの方はご家族の理解が得られるか不安があったものの、「最終的には100パーセント支持してもらえた」のだそうです。

ボラカイ島って有名なリゾート地で、ビーチ・ウエディングもよくおこなわれていると思うのですが、自分の知る限り同性カップルでここで挙式したのは彼女たちが初めてではないかと。おめでとうございます、お幸せに。

ところで、元記事を読んでいたらこのふたりが結婚式を挙げるため「保守的な」フィリピンという国に旅立ったという表現があったんですけど、日本人としてはここで「うんうんアジアの国だしカトリックだしねー保守的だよねー」とかなんとか言ってる場合じゃないと思います。ピュー・リサーチ・センターによる、以下の調査結果をごらんください。

上記リンク先によれば、「同性愛は社会に受け入れられるべきか」という質問に対し、フィリピンでは「はい」と答えた人が73%。日本だと54%です。つまり、日本の方がよっぽど保守的なんですよ。衝撃的なのは高齢層のギャップで、50歳以上のフィリピン人の68%が同じ質問に「はい」と答えたのに対し、日本では39%にとどまっています。バブル期あたりの感覚でいつまでも「日本は進んでる」と錯覚してたらアカンというのは、経済のみならず、LGBTの権利についても同じなんでしょうねたぶん。