石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

「ザ・ヴォイス」UK版でドラァグが驚異のパフォーマンス披露

The Voice UK: Access All Areas

音楽オーディション番組「ザ・ヴォイス」UK版のブラインドオーディションで、ドラァグクイーンの参加者が驚異の歌声を披露。最後までドラァグが歌っていると気づかなかった審査員たちに衝撃を与えました。

詳細は以下。

Watch This Drag Queen Shock the Judges on The Voice UK - VIDEO - Towleroad

「ザ・ヴォイス」のブラインドオーディションは、その名の通り審査員が参加者の姿を見ず、歌声だけで審査をするシステムになっています。4人の審査員はステージで歌っている参加者に背中を向けた形で座り、歌が気に入れば椅子を180度回転させるという決まりです。

この番組の英国版に、ドラァグクイーンのディヴィーナ・デ・カンポ(Divina De Campo)が参戦。ギルバート&サリヴァンの『ペンザンスの海賊』より"Poor Wondering One"を歌いました。どうなったかは動画をどうぞ。

ドラァグクイーンのパフォーマンスというのは口パクでおこなわれることが多く、自分で歌う人ってそう多くはないと思うんですよ。もちろん例外もいます、La Voixとかね。でもここまでの高音でオペレッタを歌い上げちゃう人というのは初めて見たわ。そりゃ、審査員も驚くわ。

審査員たちは彼女を選ばなかったことを後悔したようで、ボーイ・ジョージ(Boy George)はTwitterで「ディヴィーナはすばらしかった、他の曲なら絶対椅子が回ったろうに」という視聴者の感想に対してこんなリプライをつけています。

訳「だからダヴィーナ[sic]に椅子を回しておけばよかったんだ! がっくりしてるよ!」

パロマ・フェイス(Paloma Faith)もまた、後になって「知っていれば椅子を回したのに」と言っていたそうですが、それだとブラインド・オーディションの意味がなくなってしまいますしねえ。ここは潔く「オペレッタの曲は番組の方向性に合わなかった」とでも思っておくしかないんじゃないでしょうか。これで名を売ったディヴィーナ・デ・カンポのパフォーマンスが、またどこかで見られるといいな(視聴者からは『ユーロヴィジョンでコンチータとデュエットしてほしい』という声が上がっていて、それはぜひ見たいと思いました)。