石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

M・ジョンソン「もう彼の試合は見ない」など、スポーツ界からパッキャオへの反応(追記あり)

Manny Pacquiao (Amazing Athletes)

プロボクサーのマニー・パッキャオが同性愛者は「動物以下」で「必ず殺されねばならない」などと発言してナイキからスポンサー契約を解除された件について、マジック・ジョンソンやオーランド・クルスなどのアスリートが意見を表明しています。

まずNBAのレジェンドで、同性愛者の息子を支援すると表明している、マジック・ジョンソン(Magic Johnson)のツイートがこちら。

訳:「マニー・パッキャオの、同性愛者は動物にも劣るという軽蔑的な発言のあとで、彼との契約を打ち切ったナイキに拍手を贈る」。

訳:「同性愛者のファンも含めたあらゆる立場の人々が、彼のポケットに1億ドル入るメイウェザーvsパッキャオ戦を応援したんだ。パッキャオにとって、彼らの金は今でも金のままだろうよ」。

訳:「今後もうマニー・パッキャオの試合は見ない」。

次に、オープンリー・ゲイの元NBA選手、ジェイソン・コリンズ(Jason Collins)のツイート。

訳:「あなたへの尊敬をすべて失いました。あなたのような偏見持ち(ええ、あなたは偏見持ちです)は政治の世界で役職につくべきではありません」。

そして、オープンリー・ゲイのプロボクサー、オーランド・クルス(Orlando Cruz)からマニーへのメッセージ。

訳:「やあマニー、きみが同性愛は動物のセックスのようだと言ったのは無責任だよ。ぼくは同性愛者だ。きみは本当に、ぼくのライフスタイルが理由でぼくのことを憎んでいるのか? イエスは罪の女についてこう言った。『あなたがたのうちで罪のない者が、まず彼女に石を投げなさい』。こっちをまず聞きなよ、神様は人に、互いに無償の愛を注ぐよう求めているんだ。ぜひぼくと会ってほしい、ぼくらのことをまず人間として知ることができるように。きっと考え方が変わるよ。そのあとふたりでスパーリングできるかもね。じゃあね、きみときみの家族のために祈ってるよ。ありがとう」。

クルス、紳士や……!

パッキャオがクルスの呼びかけに答えて、少しは勉強もして(パッキャオは動物界には同性愛は存在しないと思っているらしいのですが、それは間違いです。参考:『Biological Exuberance: Animal Homosexuality and Natural Diversity』(Bruce Bagemihl, St. Martin's Press)感想 - 石壁に百合の花咲く)認識を新たにしてくれるといいのですけれど。そうじゃないと、これまで毎週楽しく鑑賞していたWOWOWの『エキサイトマッチ』が見づらくなっちゃってすごく困るのよ。マニーの顔が出るたびにチャンネルを変えようと思ったら、すごく大変なんだもん。

2016年2月24日追記

WWEのレスラーで映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ドラックス役の俳優としても知られるデビッド・バウティスタ(David Bautista)が、マニーは「ファッキンな馬鹿だ」とコメントしてます。以下、Bloody Elbowから引用。

「あの発言についての俺の意見は、彼はファッキンな馬鹿だということだ。偶然にも俺のママはレズビアンなんで、あんなたわごとは受け入れられん。あれが面白いとは思わんね」

「もし誰かが俺の母親を動物呼ばわりしたら、そいつのケツの穴に足を突っ込んでやる」

"My opinion on that is he’s a f**ing idiot. My mom happens to be a lesbian so I don’t f**king take that s**t. I don’t think it’s funny.

"If anyone called my mother an animal I’d stick my foot in his ass."

動画はこちら。