石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ウエストボロ・バプティスト教会のご近所にトランス・プライドの家誕生

be not afraid, scott richard 2012
be not afraid, scott richard 2012 / torbakhopper

米カンザス州の反LGBT団体・ウエストボロ・バプティスト教会の筋向かいに、トランスジェンダー・プライドの色(水色・ピンク・白)に塗られた家が誕生しました。場所はあのレインボーカラーの「イクオリティ・ハウス」の隣。

詳細は以下。

Westboro Baptist Hate Group Has A New Colorful Neighbor – The Gaily Grind

まずは写真をどうぞ。左手前が以前からあるイクオリティ・ハウス(Equality House)、右奥が今回新しくできた「トランスジェンダー・プライド・ハウス」(Transgender Pride House)です。

このふたつの家の仕掛け人は、NPO団体「プランティング・ピース」(Planting Peace)。同団体は、ウエストボロ・バプティスト教会の「憎悪のメッセージに対し、愛と思いやりと支援で平和的に抗議する」ためにこれらの家を買い取り、ペンキを塗ったとのこと。

イクオリティ・ハウスができたのは2013年のことで、以来ここには毎日約150人もの人がやってきて、ドラァグショウや結婚式、レモネード販売、ダンブルドアとガンダルフの結婚式などのイベントに参加しています。これまでプランティング・ピースは、トランスジェンダー追悼の日(Transgender Day of Remembrance)にイクオリティ・ハウスをトランスジェンダー・プライドの色に塗っていたのですが、資金を募って隣の家を購入したことで、もういちいち塗り替える必要がなくなりました。

同団体のブログによると、イクオリティ・ハウスをトランスジェンダーの旗の色に塗ったとき、それを見たトランスの子供がとても喜んだのだそうです。「すごくうれしくなった、トランスジェンダーであることを誇らしく思った」と言って。この子の話や、イクオリティ・ハウスにやってくるトランスジェンダーの人々の話がきっかけで、隣の家をトランスジェンダー・プライド・ハウスにしようという計画が持ち上がったのだとのこと。

新しい家のペンキ塗りは、2016年6月26日にボランティアたちによっておこなわれました。

プランティング・ピースは今後、この家をトランスジェンダー・ファミリーの愛と希望の指標(beacon)として役立てたいと考えているとの由。

2013年にイクオリティ・ハウスができたとき、ブログで、

いっそ有志で周りの家全部買って、レインボーカラーに塗っちゃえばいいんじゃね?

と書いていたあたしでしたが、こんなに早く2軒目ができたことにとても驚き、かつ嬉しく思いました。単にレインボーカラーの家を増やすより、この方がずっといいですね。この新しいカラフルな家から、ウエストボロ・バプティスト教会のヘイトの言葉を圧倒するメッセージが今後どのように発信されていくのか、とても楽しみです。