6月はLGBTプライド月間。この時期、ほぼ毎年、「異性愛者のプライドを祝う日がないのは不公平」と言う人が現れます。それに対するお返事用のハッシュタグ「#HeterosexualPrideDay」(異性愛者のプライド・デー)がトレンド入りしていたようです。
詳細は以下。
#HeterosexualPrideDay Trends on Twitter and Twitter Responds - Towleroad
上記リンク先で紹介されているツイートをいくつか訳してみます。
Happy #HeterosexualPrideDay ! Also known as:
— Closeted Teenager (@TeenageCloseted) 2016年6月29日
Monday
Tuesday
Wednesday
Thursday
Friday
Saturday
Sunday
訳:「異性愛者のプライドの日おめでとう! この日は別名、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日としても知られています」
Can we just wrap all these white/straight/rich pride movements up into one "I'm Sad When Things Aren't About Me" day? #HeterosexualPrideDay
— (((Nash))) (@Nash076) 2016年6月29日
訳:「白人の/異性愛者の/金持ちのプライド運動を全部まとめて『私はなんでも自分に関することじゃないと悲しい』の日にできないかね?」
#HeterosexualPrideDay because every straight child worries about being rejected by family and friends for being heterosexual
— David of York (@Davecarr86) 2016年6月29日
訳:「異性愛者のプライド・デー(は必要だ)、なぜなら異性愛者の子供は全員、自分が異性愛者だという理由で家族や友達から拒絶されることを心配しているんだから」(訳注:皮肉ですよ)
これらの他、ハッシュタグで遡ってみつけたこちらのツイートも面白かったです。
In red, are all the countries in where it's illegal to be heterosexual. #HeterosexualPrideDay pic.twitter.com/KGxyj458xC
— Theo (@EurovisionTheo) 2016年6月29日
訳:「赤い色の部分はすべて、異性愛者であることが違法な国です」
これでもまだ意味がわからない方には、以下の有名な説明をどうぞ。
LZ Granderson (@Locs_n_Laughs) has the perfect response for #HeterosexualPrideDay. pic.twitter.com/1YQTb44yZZ
— The Advocate (@TheAdvocateMag) 2016年6月29日
訳:「『ゲイ・プライドはゲイであることを祝う必要から生まれたものではない。迫害されずに存在する権利のために生まれたのだ。だから異性愛者は、どうして異性愛者のプライド月間やプライド運動がないのかと不思議がる代わりに、異性愛者にはそれらが必要ないことに感謝すべきだ』(LZ グランダーソンの論評『なぜ異性愛者のプライド月間はないのか?』より)」
なお、Advocateが論評から引用しているLZ グランダーソン氏というのは、CNNやESPNでの活動で知られる米国のジャーナリスト。TEDxトークで以下のプレゼンテーション「ゲイ・アジェンダの神話」(日本語字幕あり)をやった人です。ご参考まで。