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石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャー。

リオ五輪女子バスケ米代表エレーナ・デレ・ダンがカミングアウト

LGBTニュース

Elena Delle Donne Chicago Sky 2013 WNBA Action Photo 8x10 #4 by WNBA [並行輸入品]

WNBAのスターで、米国代表としてリオデジャネイロ五輪バスケットボール女子に出場するエレーナ・デレ・ダン(Elena Delle Donne)選手が、米ファッション誌「ヴォーグ」の8月号で女性パートナーとの関係を公表しました。

詳細は以下。

Postcard from Rio: Elena opens up about personal life

ダン選手は身長約196cm、WNBAではシカゴ・スカイ所属で、2015年にMVPを受賞しています。本人のInstagramより写真をどうぞ。

このダン選手が、「ヴォーグ」2016年8月号で、パートナーのアマンダ・クリフトン(Amanda Clifton)さんと婚約中であることを明らかにしたのだそうです。クリフトンさんは元イリノイ大学のバスケットボール選手で、ナイキと関連のある会社で働いているときにダン選手と出会ったとのこと。ダン選手、ナイキのこんなポスターにもなってる人ですからね。

ダン選手は今「ヴォーグ」でのカミングアウトについて、記者会見でこんな風に話しているとのことです。

「みんなこのことを大変なカミングアウト物語にしたがっていますが、実際にはそういう風じゃないんですよ」とデレ・ダンは言った。

“Everyone wants to make it this huge coming-out story and it’s not,” Delle Donne said.

「わたしのことをよく知っている人なら、アマンダのことは知っています。今となっては、もうずっと前から知っていることになります。ヴォーグはうちに来たとき、たくさんの時間をわたしと過ごして、本当にすばらしい仕事をしてくれました。もしヴォーグがアマンダのことを書かなかったら、わたしの人生の非常に重要な部分を抜かしてしまうことになっていたでしょう」

“For people who know me well, they know Amanda and they’ve known her for a very long time now. Vogue did a really great piece where they came into my house, spent a lot of time with me. They’d be leaving out a crucial part of my life if they didn’t include the story of Amanda.”

ちなみにリオデジャネイロ五輪に出場するオープンリー・レズビアン/バイセクシュアルの選手は、AfterEllenで現在報じられているだけでも計33人います。彼女らの所属国は米国、英国、インド、スウェーデン、ニュージーランド、ブラジル、オーストラリア、フランス、ドイツ、カナダ、南アフリカなどで、種目は十種類以上にわたります。カミングアウトしているアスリートがナブラチロワやビリー・ジーン・キングぐらいしかいなかった80年代あたりと比べると、女子スポーツ界もずいぶんと変わってきているのでは。同性パートナーがいることが無意味にスキャンダル扱いされず、「人生の非常に重要な部分」をクロゼットに押し込めなくても世界のトップ選手として活躍できるという時代が、ようやくやって来つつあるのだと思います。