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石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャー。

世にホモフォビアの種はつきまじ。ゲイを狙った銃乱射/テロ事件をたくらむ連中が逮捕されたり送還されたり

LGBTニュース ゲイ

SR22 00. Walther P22
SR22 00. Walther P22 / ernieleim

スペインと米国で、それぞれゲイを標的とする銃乱射事件を扇動または予告した男性が相次いで逮捕されました。さらにフランスでも、ゲイクラブ襲撃テロを企てていたとされる男性2人がモロッコへと送還されています。まこと、世にホモフォビアの種はつきまじ。

詳細は以下。

まずスペイン、いや正確にはカタルーニャのマタロー(Mataró)で逮捕された男の話から行きましょう。EL MUNDOによれば、この36歳男性は自分のYouTubeチャンネルに1ヶ月で31本の動画を上げ、同性愛者をターゲットとするヘイトクライムを扇動したのだそうです。これらの動画は既に削除されていますが、動画の中で彼はワルサーP22に酷似したスターターピストル(動画を見ただけでは実銃と見分けがつきがたいもの)を見せ、「同性愛者の頭を撃って殺せ、動物よりひどい扱いをしろ」と促す内容の歌を流したり、2016年8月のバルセロナのLGBTイベントに向けて「準備」するためにあと13日あるなどと言ったりしていたとのこと。さらにTwitterでも同内容の書き込みをしていたため、何人かのTwitterユーザーから警察に通報されてもいた由。なお警察によれば、この男は市民安全法(Ley de Seguridad Ciudadana)違反で1~4年の懲役および601~30000ユーロ(約7万~350万円)の罰金に処せられる可能性があるそうです。

次、米国の事件。フロリダ州の50歳男性Craig Jungwirthが、レイバー・デイ(米国で9月の第1月曜日に当たる休日)に同性愛者をターゲットにした銃乱射事件を起こすと示唆する内容の書き込みをFacebookに投下し、連邦法違反で起訴されました。Towleroadによれば、彼のFacebookポストの内容はこんな。

ナイトクラブ「パルス」の銃撃がひどいと思ったのなら、おまえら負け犬どもは、レイバー・デイの俺の計画を目にするまで待つことだな。

マサチューセッツ工科大学出身の天才は、おまえらには絶対捕まえられない、おまえらオカマ野郎はもうAIDSでは死なないが、おれはおまえらを駆除するためにもっといい解決策を知っている。

警察がク○○ボを殺すより早くオカマどもを殺してやる。AIDSに感染した負け犬を一掃し、ウィルトン・マナーズをきれいにするべき時が来たんだ。

If you losers thought the Pulse nightclub shooting was bad, wait till you see what I’m planning for Labor Day.

You can’t never catch a genius from MIT and since you faggots aren’t dying from AIDS anymore, I have a better solution to exterminate you losers. [SNIP]

I’m gonna be killing you fags faster than the cops kill ni**ers. It’s time to clean up Wilton Manors from all you AIDS infested losers.

ちなみに Jungwirthはこのポストを投稿する以前にも、何か月かにわたってテキストメッセージやfacebookメッセージ、電話などでウィルトン・マナーズのナイトクラブを脅していたとして複数回通報されていたのだそうです。で、彼が2016年9月3日に別件(免停中の運転)で警察に逮捕されたのち、FBIが捜査を引き継いだとのこと。もし有罪となった場合、最大で5年の懲役刑となる可能性があるそうです。

最後に、モロッコに送還された2人について。PinkNewsによると、2016年8月26日にフランスからモロッコへと送還された男性2人が、先日ニースで起こったトラック突入テロのような事件をフランス北東部の都市メス(Metz)で起こす計画を立てていたとアラビア語紙「Assabah」が報じているのだそうです。同紙によればこの2人はISISとつながりがあり、予定されていた標的の中には、ゲイクラブも入っていたとのこと。

こんなニュースばかり立て続けに見てしまうと、「49人も殺されたフロリダ州の『パルス』乱射事件から3ヶ月もしないうちにこれかよ……」とうんざりした気分になりますが、逆に「パルス」の事件があったからこそ短期間にこれだけのヘイトクライム未遂が表に出てきているのかもしれませんね。大事件にはコピーキャットがつきものですし、報道を見て「こういうことをやってもいいんだ」と明後日の方向に解釈してしまったホモフォーブも、おそらく少なからずいるのでしょうし。ともかく、どんなにうんざりしていようとも、「こういうことは絶対にダメだ」としつこく発言していくしかないんでしょうね結局。この手の馬鹿なヘイターどもにつきつけるための"Screw U"ネックレスが切実に欲しいわ、今。(自作すべき?)