石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

アビー・ワンバック、長年のアルコール依存と処方薬依存を認める

Forward: A Memoir

2016年9月13日に初のメモワールを出版したばかりの元米国女子サッカー代表アビー・ワンバック(Abby Wambach)が、何年もの間アルコールと処方薬を濫用していたことを公表しました。

詳細は以下。

Abby Wambach: I abused alcohol, prescription drugs for years

上記リンク先によると、ワンバックはAPとの電話インタビューで、「自分は頑固で、否認の状態にあった」、「事実と向き合いたくなかった」などと語り、アルコールと薬物を濫用していたことを認めたとのこと。また上記のメモワールForwardの中でも、彼女のサッカーフィールドでの戦いについてのみならず、ウォッカや「Vicodin(バイコディン)」、「Ambien(アンビエン)」、「Adderall(アデロール)」などの薬物(早い話が痛み止めや催眠鎮静剤やアンフェタミン)との戦いについても言及されているのだそうです。本書の出版にあたり、本人自らFacebookでこんなことも書いています。

わたしの奮闘に関して包み隠さず語るということについて、今週、初めて不安になっています。でも、隠さずに語ることで「ヒーロー」であるとはどういうことかについての会話を変えることができたらいいと思います。ヒーローは失敗します。倒れます。とんでもないしくじりをします。ヒーローは、真実を語ります。

I am nervous to open up and talk about my struggles for the first time this week. But I hope in so doing, we can change the conversation about what it means to be a “hero.” Heros fail. They fall down. They screw up. Heroes tell the truth.

そういえば2016年4月に飲酒運転で逮捕されてましたよね、ワンバック。逮捕後に過去の薬物使用を明かしたと報道されていましたが、その時点では何年にも及ぶ依存症だったとは明かされていなかったはず。そのあたりのことをメモワールで詳しく書いて、これを機にインタビューでも公表したということなんでしょうか。2015年のワールドカップ優勝後のキスで有名になった妻のサラ・ハフマンとも離婚予定だというし、どうなっちゃってるの一体。とりあえず、「マイケル・ジャクソンみたいに薬物で突然死ななくてよかった」と思っておくしかないのかしら。どのみちこの本は読む予定だったので、読了し次第感想をまとめてみるつもりです。

Forward: A Memoir

Forward: A Memoir