石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ケイト・マッキノン、セクシュアリティを語る

144721_TW5_6273
144721_TW5_6273 / Disney | ABC Television Group

GIF等で何か所かの場面がネットに出回っているケイト・マッキノン(Kate McKinnon)のインタビューのフルバージョンをようやく見つけました。「100%レズビアン」発言も、「生理的反応」の話も、大元はこれだったのね! ていうか初体験の話までしてたのね!

動画はこちら。

動画の中でケイトは、同じレズビアンのコメディエンヌ、ジュリー・ゴールドマン(Julie Goldman)を相手に終始セクシュアリティの話をしています。以下、ケイトによる主な発言をざっくり和訳してみました。

  • (子供の視聴者から『ケイト・マッキノンはレズビアンなの?』と尋ねる手紙がたくさん来ると言われて)「どう見てもバレバレだと思ってたのに、実は違ったんだねえ。なぜだろう、自分ではレズビアン全開のふるまいをしていると思うんだけど」
  • 「わたしは100%レズビアン。(中略)人間のペニスは、一度も、見たことがない。ヌードのアートモデルは別だけど」
  • (試しに男と寝てみたことはないのかと訊かれて)「ない。本当に好きな人としか寝ないから。で、どんな男性でも、セックスできるほど好きになることはない」
  • 「(自分がレズビアンだと)わかったのは、『X-ファイル』を見ていて、自分のからだの生理的反応に気付いたから。最初はその生理的反応はデイヴィッド・ドゥカヴニーの顔に対するものかと思ったけど、そうじゃなくて、(ここでジュリー・ゴールドマンと声を揃えて)ジリアン・アンダーソンだった」
  • 「ジリアン・アンダーソンは今でもわたしの心のクイーン」
  • 「それで自分のことがわかって、何人かの友達に話して、とうとう母にも言ったの。母はわたしが泣いているのを見て、『どうしたの? 何があったの』って。で、わたしはこんなだった(号泣してしゃくりあげながら『わたし、ゲイなんだ』と言う様子を再現)」
  • 「母は言ったの。『いいよ。それを大事にしなさい。何でもなりたいものになればいいよ("Fine. Love it. Whatever you want to be.")』って」
  • (最初に女性とキスしたときのことを訊かれて)「彼女の名前は言わないけど、ふたりで部屋に入って、8時間セックスしてた。わたしはその間じゅう、ずっと歯列矯正用のリテーナーをつけたままで、外すことを思いつきもしなかった」
  • (その時の相手は今もレズビアンなのかと訊かれて)「ううん。彼女がレズビアンじゃないのは、もちろん、あのリテーナーのせいだよね(笑)」

今ならリテーナーを付けてようと何を付けてようと"I volunteer!"状態でお相手に立候補したい人は後を絶たないでしょうにねえ。それから、既にあちこちで言われていることですが、リブート版『ゴーストバスターズ』でのケイト・マッキノンの役名が「ジリアン」・ホルツマンなのは偶然ではないのでしょうね、たぶん。

それにしても、ジリアン・アンダーソンによって目覚めたレズビアンが、今度はジリアン・ホルツマンとしてクィア女性たちを熱狂させているというのはなんだか面白いですね。そう、あたしらレズビアンは常にこうやって順繰りに若い世代をリクルートしてるんです。ウソだけど。あ、でも、『X-ファイル』関連の知識のアップデートがどこかで止まっている人のために一応申し添えておくと、ジリアン・アンダーソンは女性との交際を2012年に公表してるんですよ。ゲイダーを持つ人ならば、こういうことはわざわざ公表されなくても最初からけっこうわかるもので、ケイト・マッキノンもそのひとりだったってことなんじゃないかとあたしは思っています。