石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

レズビアンのUFC女子チャンプがロンダにKO勝利

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UFC女子バンタム級王者アマンダ・ヌネスが、2016年12月31日のUFC207でロンダ・ラウジーと戦い、KO勝ちでベルトを守りました。ヌネスは同性愛者であることを公表しており、UFC初のオープンリー・ゲイの王者と呼ばれている選手です。

詳細は以下。

UFC 207 results: Amanda Nunes knocks out Ronda Rousey in 48 seconds - MMA Fighting

UFC公式サイトのプロフィールによれば、ヌネス選手はブラジル出身で、現在の本拠地はフロリダ。身長171cm体重61kgで、柔術の黒帯を持っており、ニックネームは「ザ・ライオネス(雌ライオン)」。ラウジー戦ではわずか1ラウンド48秒でKO勝利をおさめ、これでUFCでの戦績は5戦全勝となりました。

試合の様子は以下をどうぞ。どうやら、組みに行こうとするロンダ・ラウジーをアマンダ・ヌネスが左右のパンチで突き放し、ワンツーを食らったロンダがふらふらになったところでレフェリーがストップしたという展開だったようですね。




以下、試合後のインタビューでのヌネス選手のことば。

「(オクタゴンから)歩いて出る前に、もうわかっていました。わたしの時が来たんだと。彼女(ロンダ)には彼女の時代があって、このスポーツに貢献したわけですが」とヌネスは言った。「ありがとうロンダ・ラウジー、でも今はもうわたしの時代です。わたしはアマンダ・ヌネス、わたしはライオンなんだ」

“Before I walk out, I knew, this moment is my moment, she had her time and she did her thing for the sport,” Nunes said. “Thank you Ronda Rousey, but this is my time now. I am Amanda Nunes, I am the lion.”

インタビューの全貌は、以下の動画で見ることができます。1:29ぐらいで突然インタビュワーの質問を遮って「ところでわたしのガールフレンドがここに来てるんだけど。ニーナ・アンサロフ、次なるMMAチャンピオンだよ」と彼女自慢をし始めるところが面白すぎ。そう、以前にも書きましたが、ヌネス選手の彼女もまたUFC(階級はストロー級)の総合格闘家なんです。

当のニーナ・アンサロフ選手のInstagramより、今回のタイトル防衛を喜ぶふたりの写真もどうぞ。

😊

Nina Ansaroffさん(@ninaansaroff)が投稿した写真 -


女子サッカーのメーガン・ラピノーやアビー・ワンバックなどを見てても思うんですが、このように非ヘテロのスポーツ選手がいちいち性的指向を隠さなくても活躍できる場が近年増えてきているのは、本当に喜ばしい限りです。やんちゃで強いヌネス選手の今後の活躍が、とても楽しみ。