Mentre tassisti (e teppisti) devastano Roma, Uber è sempre più utilizzato / automobileitalia
配車アプリサービスのUberが、フィリピンでのCMで同性間の恋愛を描き、話題を呼んでいます。
詳細は以下。
Uber advert features surprise cute gay twist · PinkNews
動画はこちら。
CMの中で、主人公の青年は、Uberの相乗りサービスuberPOOLを利用しています。途中から乗り込んできた相乗り客が長年の片思い相手で、青年は心中ひそかに大喜び。相乗り相手の顔は最初は映されず、オチの部分でこれが男性から男性への恋であることがわかるようになっています。最後に出てくるテロップはこんな。
ただの乗車だけではないこともあります。それはあなたが待ち望んでいた瞬間なのです。
Sometimes, it’s more than just a ride. It’s the moment you’ve been waiting for.
なるほどねえとは思うけど、「こういうCMを作るよりもっと先にやることがあるんじゃないの、Uber?」とも思います。というのは、ここ数年、クィアな乗客がUberのホモフォビックな運転手から罵倒されたり、乗車拒否されたり、脅されたりする事件が山ほど報告されているから。今ちょっと検索しただけで、こんなに見つかったぐらいです。
- 米シカゴのクィア女性がUberの運転手から「悪魔の創造物」と罵られ、「車を降りなければぶちのめす」と脅される(2016年9月)
- 米テネシー州のゲイ男性がUberの運転手からアンチゲイな言葉で罵倒され、さらに車で轢かれそうになる(2016年7月)
- エクアドルのUber運転手が車内でキスした女性同士のカップルを卑語で罵り侮辱
- 豪メルボルンの女性同士のカップルがUberの運転手から嫌がらせを受け、降りなければ引きずり出すと脅される(2016年6月)
- 米サンフランシスコでUberの車内でキスしたゲイカップルが運転手から「地獄で腐れ」と言われ、追い出される(2016年6月)
- 英ロンドンで男友達の頬にキスをしたゲイ男性がUberの運転手からホモフォビックなことばで罵倒され、凍えるような気温の中、車から追い出される(2016年5月)
- パナマのUber運転手が、車内でキスしたゲイカップルを追い出す(2016年3月)
- 英ロンドンのUber運転手がゲイカップルの客に「ゲイはお断りだ」と言って追い出す(2015年5月)
- 英ロンドンのUber運転手が、車内でキスしたゲイカップルを追い出す(2015年1月)
- 仏パリのUber運転手がゲイの客をホモフォビックな語で呼んで乗車拒否し、ナンバーを撮影されて「電話を壊す」と脅す(2014年4月)
- 米ワシントンDCのUber運転手が客に「アメリカ人とホモセクシュアルは大嫌いだ」と叫び、顔につばを吐きかけ、さらに平手で殴る(2012年2月)
ちなみに上記のニュースが英仏西語圏のものだけなのは、あたしが多少なりとも読める外国語がその3か国語しかない(したがってこれ以外の言語ではググれない)からであって、他の言語圏でも同様の事件が起きている可能性は否定できません。フィリピノ語圏でのUberの評判がどんなもんだか知りませんが、いくらフワフワしたイメージのCMで「わが社はゲイフレンドリー」とアピールされたところで、現場で働く運転手の教育なりスクリーニングなりが徹底されていない限り怖くて乗れたもんじゃないと思います。CMそのものはかわいらしいとは思うんですけどね。