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石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

ニューヨーク・シティの「ゲイ・ストリート」近隣住民、謎の十字架にレインボーで応える

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NYの「ゲイ・ストリート」の一角に、何者かが巨大な木製の十字架を鎖と鍵で固定してしまいました。この十字架が毎日通りのどこかに場所を変えてはロックされ続けたため、近隣住民はある方法でこれを「愛の十字架」に変えてしまったそうです。

詳細は以下。

Someone Chained A Cross To Gay Street In NY. What Happened Next Was Beautiful. | The Huffington Post

ゲイ・ストリートは、米ニューヨークシティーの、同国のゲイ・ムーブメント発祥の地と呼ばれるグリニッチヴィレッジにある通りです。そこに2017年4月14日、つまりキリスト教の聖金曜日(復活祭の前の金曜日で、キリストの十字架の受難を記念する祭日)に、突如としてこんな十字架が出現したのだそうです。

この十字架をつないだ鍵の持ち主はその後1週間以上にわたり、毎日十字架をストリート内の別の場所に移してロックし直していたとのこと。

「正直言って、わたしはキリスト教徒ですし、十字架は愛と平和と希望を表すものです。この十字架の持ち主がそれらのバリューを共有していないことは明らかでした」と、ゲイ・ストリートの住人、マイカ・ラターはハフポストに語った。彼女の住居の門は、十字架が最初に鎖でつながれた場所である。「(十字架を設置した人の)狙いが何であれ、それは伝わっていません。その人がしたことは無意味で、迷惑でした」

“To be honest, I’m a Christian, and the cross means, love, peace and hope. And it was clear the owner of this cross did not share those values,” Gay St. resident Micah Latter, whose gate the cross was first chained to, told HuffPost. “Whatever [this person’s] point, [it] was lost in translation. Their actions were pointless and annoying.”

ラターさんは当局に十字架撤去の助けを求めたものの、うまくいかなかったとのこと。それでどうなったか? こうなりました。

#LoveIsLove #gaystreet #lovecross https://instagram.com/p/BTQJshKFJF3/ https://instagram.com/p/BTQN3VjB0sX/

Shawn Spreckerさん(@shawnsprecker)がシェアした投稿 -

そう、近隣住民とその友人たちが集まって、十字架をレインボーカラーに塗り替え、「愛の十字架(Love Cross)」と命名しちゃったんです。この作業は2017年4月23日に実施され、偶然その場を通りかかった見知らぬ人や、観光客、異性愛者のカップル、ゲイカップル、子供なども手伝ったとのこと。塗り終わった後にはもともとつけられていた鍵に加えてもうひとつ新しい南京錠をつけて、どちらの鍵も外せないよう、両方の鍵穴を強力接着剤でふさいでしまったのだそうです。やるなあ、まったく!

これ、物理的に十字架を撤去するより何倍もいいアイディアだったのでは。単純にあの木の十字架を外して廃棄するだけならボルトクリッパーか鋸でも持ってくれば一発ですが、その手間が不毛ですし、後から「私物を捨てられた」とねじ込まれても困りそうですし、第一いくら撤去しようとまた同じものが何度でも作られて設置されていた可能性もあったと思います。あんなの、使い古しの材木と釘(または木ねじ)と、どこのホームセンターでも売ってる安い鎖があれば誰にでも一瞬で作れてしまいますしね。ゲイ・ストリート近隣のみなさんの機知と行動力に、ただただ脱帽。