石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

ペンギンのレズビアンカップル「テルマ」と「ルイーズ」、NZの水族館で子育て中

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ニュージーランドのケリー・タールトンズ SEA LIFE水族館で、オウサマペンギンのメス同士のカップルが卵を孵し、2匹でひなを育てているところだそうです。

詳細は以下。

These elderly lesbian penguins are raising a chick together · PinkNews

映像はこちらです。ひなの姿は0:57ぐらいから見られます。

上記動画で水族館職員のEbony Dwipayanaさんが語っているところによると、このカップル、「テルマ」と「ルイーズ」はともに24歳。平均寿命が15年から20年のオウサマペンギンとしてはかなりの高齢なのですが、水族館はこの2匹なら申し分のない子育てができると判断して卵を与えたのだそうです。果たして2匹は交代で卵を温めてひなを孵し、「世話できるひながいることを本当に喜んでいる」とのこと。なお、この卵はオウサマペンギンのシングルマザーが生んだもので、55日もかかる抱卵期(通常はつがいの相手と交代で卵を温めながら餌をとるそう)を1匹だけで乗り切ることは困難だという判断から、このレズビアンカップルに託されたのだそうです。

ペンギンの同性カップルがひなを育てた例は世界中でたくさん報告されていますが、この2匹の場合、名前がいいよね。映画のテルマとルイーズはキスした後ああいう結末を迎えたけど、こちらの2匹は老いてなお幸せそうでよかったです。