石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

「ホモフォーブにわたしたちの子供を傷つけさせるな!」中国の親たち、大学のホモフォビックな横断幕に抗議

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中国の華中科技大学に通う子を持つ母親たちが、大学内でホモフォビックな横断幕がかかげられたことに抗議するため、キャンパスで「ホモフォーブにわたしたちの子供を傷つけさせるな」と書いたカウンター横断幕をかかげたそうです。

詳細は以下。

Furor in China Over Team’s Banner: ‘Keep Homosexuality Far From Campus’ - The New York Times

まず問題のホモフォビックな横断幕というのはこちら。

この写真は2017年4月14日に中国のソーシャルメディア「Qzone」にアップロードされたもの。赤い布に黄色の文字で大書されているスローガンは「中国の伝統的モラルを守れ、社会主義の中心的価値観を守れ、退廃した西洋思想の浸食に抵抗せよ、同性愛を大学のキャンパスに近づけるな」という意味だとのこと。横断幕を持っているのは同大学の女子バスケ部員ふたりで、この写真を撮影してネットに上げたのは同部コーチのLing Bing氏なんだそうです。氏によればこの横断幕のスローガンは「一般の人々の願いであり、常にわたしが心に抱いていること」なのだそう。

華中科技大学はもともと比較的同性愛者を歓迎する姿勢をとっていて、学生が卒業式でレインボーフラッグを振ったり、学校がゲイの作家などを招いてイベントを行ったりもしているところなのだそうです。それだけにこの写真が与えた衝撃は大きく、学生やアクティビストたちはすぐにハッシュタグ「#NoQueerNoGame」を使って抗議し始めたとのこと。

そして、抗議はオンラインだけにはとどまりませんでした。4月19日、同大学に通う同性愛者の子を持つ母親らが上の写真と同じ場所に集まり、こんな横断幕をかかげたんです。

こちらの意味は「ホモフォーブにわたしたちの子供を傷つけさせるな!」。

この母親らはまた、今回の件について調査するよう大学に求めているとのこと。なおGlobal Timesによると、このカウンター横断幕はたくさんの学生から支持され、横断幕に賛同の署名をしたいと申し出る学生があまりに多すぎて、用意してあったマーカー3本では足りないほどだったそうです。先日の性教育の教科書のニュースの時にも思いましたが、中国もだいぶ変わって来つつあるのかも。

ちなみに前述のバスケ部コーチLing氏は、ホモフォビアをさんざん批判された後もなお、ゲイの生徒がレインボーフラッグを振るのはよくて、バスケ部員があの横断幕をコートで掲げるのは認められないのは「ダブルスタンダード」だと文句を言っているのだそうです。どこにでもいるのね、こういう人。めげずに戦っていこうぜ同志(tóngzhì)たちよ。