石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

スミノフ、ネット上のアンチLGBT+な書き込みにアートで返すキャンペーンを開始

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ウォッカの英ブランド、スミノフが、2017年のLGBTプライド月間に際し、ソーシャルメディアでのアンチLGBT+な書き込みに愛をテーマとしたアートでレスをつけるというキャンペーンを始めました。キャンペーンの名前は、#chooselove。

詳細は以下。

Drinks company Smirnoff combats homophobic trolling with #ChooseLove campaign · PinkNews

同社はLGBT+の人々に対する憎悪を表明するネット上の書き込みに対し、「アーティストの任務部隊」が以下のようにレスしていくと表明しています。

ここで例として挙げられている荒らしのツイート(訳:『もちろんMTV最優秀キスシーン賞は男ふたりが受賞した。ちょっと吐いてくるわ』)は、先日のMTV Movie & TV Awardsで映画『ムーンライト』の男優ふたりが最優秀キスシーン賞受賞したことを指しています。このような発言に対し、スミノフは男性同士のキスを描いたリカルド・ベッサ(Ricardo Bessa)のイラストを返すというわけ。

スミノフというと以前からプライド・イベントのスポンサーになったり、平等な婚姻を支持したりしている会社ですよね。今年も上記の#chooseloveキャンペーンのほかに、以下のような限定デザインのウォッカをリリースしたりもしているようです。

Queercentsによれば、このウォッカのラベルには実在の同性カップルの写真が使われていて、1本売れるごとにヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)に1ドルが寄付されるとのこと。

単にプライド月間にレインボーカラーの商品を売ったり、その収益からなんらかの団体に寄付したりする企業はたくさんありますが、それに加えてコストと労力を割いてまで直接ネット上のLGBT+差別コメントと対峙するという試みは新しいなと思いました。スミノフはこの#chooseloveキャンペーンで「アーティストの集団」と組んで憎悪に立ち向かうと言っているので、そのうち上記以外のイラスト等も目にすることになるかも。しばらくちょっと注意して見て行こうと思います。