2017年7月15日、韓国・ソウルのプライド・イベント「第18回クィアー文化フェスティバル」でおこなわれたパレードに、イエスのコスプレをした人が登場。彼が絶妙の場所で絶妙のプラカードを掲げた写真が話題を呼んでいます。
詳細は以下。
Jesus steals the show at Seoul Pride in the most brilliant way
まずは写真をどうぞ。
Jesus Loves Everybody #Pride pic.twitter.com/EWg7uRtLiB
— Nolene Dougan (@NoleneDougan) 2017年7月16日
写真のバックに写っているのは、おそらくキリスト教団体がかかげたものだと思われる、「同性愛は罪! イエスのみもとに戻れ("Homosexuality is Sin! Return to Jesus!")」と書かれた横断幕。その団体の前で、「イエス」がレインボーカラーのプラカードを手にこちら側を向いて立っており、プラカードの文言はこんなです。
それ(同性愛)、わたしは別にいいですよ
I'M COOL WITH IT
このイエス様と一緒に写真を撮った人もいたみたい。
これはまた別のイエス様かな? こちらの看板は、「クィアであり続け、普段の生活を続けよ("KEEP QUEER AND CARRY ON")」。言うまでもなく、戦時中の英国のスローガン"Keep calm and carry on"のパロディーです。
Christians protesting LGBT Pride surprised by appearance of pro-gay 'Jesus' in Seoul, South Korea https://t.co/MRBuC6i2lU pic.twitter.com/DyWHoSVbj6
— Google Pixel (@GooglePixel_) 2017年7月21日
レイバーネットによれば、今年の同フェスティバルは雨にも負けず史上最多の8万5千人(去年は5万人)もの参加者を集め、パレードでは約5万5千人が行進したとのこと。性的指向にもとづく差別を禁止する法案が保守的キリスト教団体のロビイングで潰されたり、同性の兵士と性交渉した大尉が有罪判決を下されたりもしている同国ですが、この状況を変えようとする力も負けず劣らず強いみたいですね。