石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米国人の過半数がLGBTの人々の権利制限に反対

Equal Love Equal Rights Lgbt Yard Sign with Stake

米国のNPO「公共宗教研究所」(Public Religion Research Institute)の調査で、米国人の過半数がLGBTの人々の権利を制限することに反対しているという結果が得られたそうです。

詳細は以下。

Most Americans Oppose Restricting Rights for LGBT People - PRRI

上記リンク先の内容をざっと要約すると、こんなことが書かれています。

  • 米国人の53%が、ウエディング関連企業(ケイタリングサービス、花屋、ケーキ屋など)が同性カップルへのサービス提供を拒否することを認めることに反対
  • 56%が、ウエディング関連ではない中小企業の経営者が、宗教的信念を理由として同性カップルへの商品またはサービスの提供を拒否することを認めることに反対
  • 72%が、LGBTの人々を職場・公共性のある施設・住宅供給などにおける差別から守る反差別法に賛成
  • 64%が、トランスジェンダーの人々の軍入隊に賛成
  • 50%が、トランスジェンダーの人々に出生時に割り振られた性別通りのトイレを使うよう求める法律に反対
  • 66%が、同性愛者のカップルの法的な結婚を認めることに賛成
  • 68%が、連邦政府から補助金を受けている養子縁組機関が同性愛者カップルへの養子縁組仲介を拒否することを認めることに反対
  • 51%が、連邦政府から補助金を受けていない宗教関連の養子縁組機関が同性愛者カップルへの養子縁組仲介を拒否することを認めることに反対

パン屋が同性カップルへのウエディングケーキ販売を断ったというニュースを何度も何度も見たり、シャーロッツビルで白人至上主義者がこの2017年に『くたばれホモ野郎ども("Fuck you faggots")と連呼しているのを見たりするとついつい心がくじけそうになりますが、実際にはあの『In a Heartbeat』を見たお年寄りが言っていたように、時代は(特にこの10年間で*1)変わってきているんですよね。それを忘れちゃいけないなと思いました。

*1:同性婚ひとつとっても、米国で賛成派が反対派を上回ったのは2010年台になってからです。参考:Changing Attitudes on Gay Marriage | Pew Research Center