石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的メモ。

米フロリダ州ゲイバーがハリケーン被災者支援 炊き出しや食料配布など

801 Bourbon Bar
801 Bourbon Bar / John Beagle

先日大型ハリケーン「イルマ」に直撃された米フロリダ州キーウエストで、「801バーボン・バー(801 Bourbon Bar)」というゲイバーがハリケーン通過1時間後から店を開け、被災者のための炊き出しなどをおこなっているそうです。

詳細は以下。

After Hurricane Irma: Key West suffering for five straight days

キーウエストではイルマによる被害で、町の大半が停電し、水道も使えず、店も開かずATMも使えないという状態に陥りました。そんな中、「801バーボン・バー」オーナーのJim Gilleranさんは発電機を回して1日700~800食の食事を無料で被災者に提供し続けているとのこと。同店ではまた、寄付で集まった食料や洗面用品などの配布も行っているそうです。以下、Gilleranさんのことば。

「父から、自分と家族の面倒を見ろと教わりました。だからわたしは自分のコミュニティの面倒を見ることができるんですよ」

“My father taught me to take care of myself and my family so I can take care of my community,”

巷ではハーヴィーに引き続きイルマもまた「ゲイに対する神の怒り」のせいにされているようですが、ゲイの方がよっぽど現実を直視して合理的に動いているようですね。なお、このエントリの冒頭に貼った写真は、ハリケーン・イルマ以前の「801バーボン・バー」の姿です。早くキーウエストの復旧が進み、同店にもネオンの灯りが戻り、地域の皆さんが安心して過ごせるよう、心から祈っています。