石壁に百合の花咲く

いちレズビアンの個人的備忘録。内容は主に(1)LGBTニュース、(2)ガール・オン・ガールのポップカルチャーなど。

オフィスで男性とセックスし辞職したアンチゲイ議員に同性へのセクハラ疑惑

f:id:miyakichi:20171125154259j:plain

これまでゲイの権利に反対する政策を取ってきた米保守派議員が、オフィスで男性とセックスしていたことがばれて辞職。その後、彼が若い男性をターゲットに性的に不適切な行為を繰り返していたとする証言が30人以上から寄せられているそうです。

詳細は以下。

このオハイオ州の共和党政治家ウェス・グッドマン(Wes Goodman)は「家族の価値」と「自然な結婚」を旗印に同性婚などに反対してきた妻帯者のクリスチャン。彼はオフィスで男性とセックスしているところを目撃され、2017年11月15日に辞職していました。グッドマンのスキャンダルはそれだけでは終わらず、その後30人以上の人から、彼が主に18歳から24歳の男性をターゲットに性的ハラスメントを繰り返していたとする証言が上がっているのだそうです。

IJRによると、グッドマンは政治活動をしている男子大学生を狙ってネットで友達申請をし、相互に友達になった後、スナップチャットで自分の自慰動画や性器画像などを送り付けたり、性器に関する質問をしたり、被害者へのオーラルセックス願望を伝えるメッセージを送ったりしていたとのこと。被害に遭った男性たちは、告発すれば自分の政治的キャリアが閉ざされると思ってこれまで黙っていたと言っているそうです。ある情報筋によれば、グッドマンは自分のスタッフの50パーセントを追いかけまわしていたそうで――これじゃまるでケヴィン・スペイシーだわ。

米共和党の政治家には、昔からこの手の「ホモフォビックな政策を支持していたのに同性への性的加害がバレて捕まる」パターンの男性が少なくありません。で、これまでは、「クロゼットにこもって同性への欲望を抑圧した結果こんな風になってしまったのだ」的に解釈されることが多かったように思います。しかし最近のワインスタインなどの例を見るに、別にクロゼットのクの字もない異性愛者でも似たようなセクハラ事件は起こしまくっているので、なんでもかんでも内面化されたホモフォビアのせいにするのは違うんじゃないかという気もしてきました。ホモフォビックな男性ほど同性のエロティックな画像に興奮しやすいという有名な研究結果こそあるけれども、考えてみれば興奮イコール性的プレデターになる原因ってわけではないもんね。加害者の性的指向が何であろうと、そしてクロゼットにいようといなかろうと情状酌量の余地はなく、厳しく裁かれるべきだと思います。